榛名 (戦艦)
ナビゲーションに移動
検索に移動
榛名(はるな)とは、大日本帝国海軍の巡洋戦艦で、金剛型戦艦の3番艦である。
概要[編集]
建造は今で言うと川崎重工。メイド・イン・ジャパンである。進水は1913年。
主砲として35.6cm連装砲塔4基を搭載し、当時としては日本の最新鋭艦だった。試運転の遅れで責任者が自殺したという、曰くつきの戦艦として誕生した[1]。
新造時には魚雷発射管が水面下に装備されていたが使用機会は無かった。
排水量は 26,330トン → 29,330トン → 32,156トン と改装で増えたが、後に身を削る思いをする事になる。
建造後の主な記録[編集]
- ユトランド沖海戦の教訓を取り入れ防御力強化。
- 第一次近代化改装により城郭型檣楼に改装。速力が25ノットに低下。
- 御召艦を務める。
- 第二次近代化改装で機関出力倍増、速力30ノットを超える高速戦艦に生まれ変わる。
- 太平洋戦争に突入。
- クリスマス島に艦砲射撃。しかし占領せず。
- ミッドウェー海戦ではほとんど戦果無し。
- 同型艦の金剛と第三戦隊を組み、ガダルカナル島のヘンダーソン基地に艦砲射撃。夜戦であった。しかし効果は今ひとつ。
- レイテ沖海戦にて後部甲板に直撃弾、修理するも後遺症が残る。
- 金剛が敵潜の雷撃に沈み、金剛型戦艦のラストホープになる。
- 座礁により艦底部に損傷を受け、外洋航海困難に。
- 呉に停泊。陸上防衛用に対空兵装を一部剥ぎ取られる。
- 最期は江田島小用海岸に転錨後、呉軍港空襲を受ける。対空射撃で応戦するも命中弾を20発以上被弾し大破着底、終戦を迎える。
- 1945年に除籍、1946年に解体完了。戦後復興の資材となった。
- 海上自衛隊のはるな型護衛艦に名前を継承。
その他[編集]
- 艦隊これくしょん -艦これ-やアズールレーンなどの海戦ゲームで擬人化されたキャラとして登場。性格はかなり良い子にアレンジされている。擬人化キャラから実艦の艦歴を知ると、想像を絶する壮絶な最期に涙が止まらないんだとか。
- 蒼き鋼のアルペジオにも「ハルナ」と呼ばれる艦艇とメンタルモデルが登場するが、榛名を模した全くの別物である。
脚注[編集]
- ↑ 似たような曰くつきの戦艦にシャルンホルストがあるようだ。“呪われた戦艦 シャルンホルスト”. Yahoo!ジオシティーズ. 2018年11月17日確認。