梨木平合戦

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梨木平合戦(なしきだいらかっせん)とは、大永6年(1526年)7月に駿河で起こった武田信虎軍と北条氏綱軍の合戦である。この合戦では信虎軍が大勝した。戦場は山梨県南都留郡山中湖村静岡県駿東郡小山町である[1]

経歴[編集]

相模の新興勢力である北条氏綱は扇谷上杉氏山内上杉氏と敵対して関東制覇への野望を燃やしていた。武田信虎は扇谷上杉氏と同盟を結んで氏綱と敵対し、氏綱が両上杉氏と争っている隙をついて駿河の駿東郡に侵攻した。大永6年(1526年)7月末、信虎は籠坂峠の麓の梨木平で北条軍と戦い、この合戦で北条方の須走氏・高田一族・黒石入道・葛山氏御宿氏らを討ち取って勝利した[1]。この戦いの後、信虎は山中に進出して北条氏綱と合戦を繰り返すようになった[1]

脚注[編集]

  1. a b c 柴辻俊六 著『武田信虎のすべて』新人物往来社、2007年、p.208

参考文献[編集]

  • 柴辻俊六 編『武田信虎のすべて』(新人物往来社、2007年) ISBN 978-4-404-03423-6