柳栄
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柳 栄(りゅう えい、生没年不詳)は、中国の三国時代の呉の武将。西晋・東晋の人物。
生涯[編集]
呉の最後の丞相である張悌の部下で、279年からの西晋の侵攻では張悌に従って従軍する[1]。ところがその途上で船中において病死したという[1]。しかし従軍の最中であり、軍が上陸を始めたこともあって遺体は埋葬されずに捨て置かれた[1]。『捜神記』によるとそれから2日後に突如、「軍師(張悌)殿を縛る奴がおる」と叫んで生き返ったという。理由を尋ねられると、天に昇り、北斗門で張悌を縛っている者がいたので思わず叫ぶと、門番が叱って立ち去らせたという。張悌は柳栄が生き返った時に戦死したという[1]。柳栄はその後も存命して東晋の司馬睿の時代まで生きていたという[1]。