東京 (マイ・ペースの曲)

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東京』(とうきょう)は、1974年10月25日に発売されたマイ・ペースのメジャーデビューシングル。及び同シングルに収録された楽曲。

概要[編集]

そもそも、この曲の演奏形態はフォークである。マイ・ペースは、森田貢、伊藤進、根次男の3人で結成されたフォークソンググループで、いずれも同級生(同世代)である。作詞者=森田貢、作曲者=森田貢。リズムは3連符のリズムの真ん中の音を抜いた、シャッフルビート。オリジナルは、「19XX (テレビ番組)~僕たちの懐かしのメロディ★総集編」で放送された曲。

東京に住む恋人と名古屋に住んでいる主人公との遠距離恋愛をしている物語を描いたセンチメンタルな雰囲気と、誰もが憧れた東京を題材とした物語を融合させた楽曲。哀愁を帯びながらも、サビは君が住んでいる美しい花の都の華やかさが対照的に表現されている。名古屋から東京に越した人をモチーフ・テーマにして作った曲でもある。その理由は、曲名・曲のタイトルが「東京」という関係である。

この曲のタイトルを「東京」という名前にした理由は不明かも。マイ・ペースのカバー「東京」は、BEGIN、丸山みゆき、敏いとうとハッピー&ブルー、柴田淳、クミコなどといった多くのアーティストにカバーされ、バージョンは新しく変わる時がある。レコードやCDに出された音源は、BEGIN、丸山みゆき、敏いとうとハッピー&ブルー、柴田淳、クミコ、坂本九の6種類。柴田淳のバージョンは、2012年録音ver.と2013年録音ver.の2種類ある。「東京/マイ・ペース」のカバーを有名にしたのはBEGINであり、フジテレビ系ドラマ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の主題歌となった。BEGINのカバーは2006年10月25日発売で、オリジナルのマイ・ぺースの発売からちょうど32年後に当たる。BEGINのバージョンは、間奏の部分が一部オリジナル自体のイメージに聴こえている。オリジナルキーはホ短調(ただし、サビはト長調)(BEGINのカバーはヘ短調、サビは変イ長調)。表記法は、「東京/BEGIN」、「東京/マイ・ペース(BEGIN)」。結局、マイ・ペースのヒット曲はこの1曲しかないのである。オリジナルの楽器編成は、フォークギター×2、エレキベース、フルート、エレクトリックピアノ、ドラム。ゲストプレーヤーは、エレキベースは正治直美、ドラムは神谷俊彦。

2000年12月21日に、マイ・ペースのリードボーカルの森田貢が「東京」をセルフカバーしたアルバム「1/M さよならの数だけ」を発売。森田貢のセルフカバーは、マイ・ペースの東京の2000年録音verと解釈できる。森田貢のセルフカバーの東京は、楽器編成自体は、オーケストラ伴奏との共演に編曲されてある。

2008年8月10日、「夏の紅白!歌の祭典」、2011年4月12日、『NHK歌謡コンサート』(NHK総合)、2013年12月26日、『名曲ベストヒット歌謡』(テレビ東京)、 2014年2月27日、『木曜8時のコンサート』で放送している。

2022年6月18日に、マイ・ペースのメンバーの森田貢さんが死去。森田貢が死去した原因は、急性骨髄性白血病だった。森田貢さんは、2022年1月の67歳から、体調を崩し、急性骨髄性白血病に罹っていた。亡くなった場所は東京都内の病院。68歳没。人生68年だった。

歌詞の内容の意味、解説 (歌詞コラム)[編集]

この曲の物語における主人公と恋人は愛知県名古屋市出身である。 歌詞の一部に「さよなら」が含まれているという意味は、最終電車で恋人と別れたのであり、切なく、物悲しい雰囲気で、寂しくて、孤独な感じで、恋人の方は、名古屋出身で、まもなく東京に引っ越すことに決めたか、東京に戻るのが考えられる。最終電車といえば、夜の11時半頃であり、特別な時間で、もうすでに寝る時間であり、ホテルやカフェに泊まらなければならない気分である。当時の最終電車は、東京駅と岐阜県大垣市の大垣駅を結ぶ、大垣夜行の普通列車「ムーンライトながら」である。恋人に会いたくて、好きという気持ちだけど、恋人と別れるというフレーズで、結局それ以降恋人に会っていない。いつまた逢えると恋人が言った言葉が蘇ると、気分が高まるときもある。東京へ出かける時、電車が到着して扉が開いた瞬間、何も考える暇もなくすぐに電車に飛び乗り、東京駅へ向かい、東京へと旅立つ。旅行の時は、なんとなく胸がわくわくする。夢と希望、愛、孤独、つらさ、悲しみを乗せて、どんなに遠く離れてても、どんな苦難でも乗り越えて、君は東京に住んでいた訳である。

当時の新幹線は、こだま号だった。

サビの部分の歌詞の内容は、当時誰もが東京に憧れ、恋人は以前名古屋にいて、名古屋からの上京で、名古屋から東京に引っ越し、離れ離れに住んでいる上京ソングの仕上がりになっている。東京への憧れの気持ちは、他に、旅行者や、ある時代に地方出身の方も同様。当時は、その頃、友達・友人や家族は、名古屋で活動していた。誰かが地元を離れて上京して名古屋から東京に引っ越し、東京ならではの活動・イメージは、上京ブームが盛んで、文化や華やかさを感じる憧れの街で、新たな生活などのイメージだった。あえていうなら、彼女は中学卒業後に名古屋から東京に引っ越して上京し、高校時代から東京に新しい友達ができた訳など、さまざまな解釈も可能である。東京は関東地方の南西部に位置する都道府県で、日本の首都であり、恋人が住んでいるから美しく見える場所で、君がその地で咲く花の都である。花の都とは、都の美称で、派手さがあり、豊かで強い憧れの街の華やかさを表現するという意味である。恋人が名古屋から上京して東京に引っ越しても友達だよ、というように、偶然でもまたどこかで会えたらいいなと思っている。君がいる都市として、東京が選ばれている。恋人がどこにいて何をしてたかを思いやる気持ちを表現している。中には東京なんか人の住む所ではないという人もいる。東京の県庁所在地は新宿区。懐かしい思い出話は、名古屋からの旅行で、例として千葉県にある東京ディズニーリゾートに行った時のことである。千葉県にある東京ディズニーリゾートを東京にしてしまうぐらいの東京の魔力でもある。名古屋から東京までの距離は約330km~340kmという長い道のりで、名古屋から東京へは普段はなかなか行けないのが残念。車でお越しの場合は東名高速道路か新東名高速道路を利用して行くということになる。

2番の歌詞は、恋人はいつも笑顔で主人公の気持ちを思い出している。だけど、僕の心はつらくなり、悲しみを乗り越えられなくなる。そしてそこから続く言葉は、僕はいつか恋人と二人で暮らすことを夢見ている。でも、今は離れて暮らして行こうと思っている。そうすると、孤独でいることに慣れてもおかしくない。君に笑いながらさよならしたのは、恋人が名古屋からの上京などで、東京のどこかに引っ越しすることが決まって、名古屋で恋人と別れることに決めたか、相手に物悲しい思いをさせないためである。君の住む街、東京に戻る時に、故郷までの距離が遠くて、もうどうしようもない。あの時誰が今の東京を思い描いていたかは定かでない。全体的には、歌詞の内容には疑問・反語が掛かっている。主人公が名古屋にいて、東京に住む恋人との遠距離恋愛をしていて、離れ離れに暮らしている恋物語で、逢えなくても心が通い合うという印象が描かれている。当時誰もが憧れた東京と、哀愁感が漂うメロディーを受け継いでいる遠距離恋愛の片思いの切なさというセンチメンタルな雰囲気が胸に響く。

カバーしたアーティスト[編集]

  • BEGIN
  • 丸山みゆき
  • 柴田淳
  • 敏いとうとハッピー&ブルー
  • クミコ
  • 山内惠介
  • 石原詢子×田川寿美
  • 因幡晃×相田翔子
  • 坂本九
  • パク・ジュニョン×松阪ゆうき×中澤卓也
  • 小出美里
  • 森田貢(一人)セルフカバー

★丸山みゆきの場合は、曲名が英語・ローマ字表記で「TOKYO」として。ただし、丸山みゆきの場合は、絶版・廃盤のため、音源はおそらく絶滅のため、SoundHound(Midomi)には未対応。

★DVDやテレビのみで歌った程度のものも含む。

★歌い方は、カバーによって、音程と音符の長さがずれている場合がある。

替え歌バーション
  • 伊藤秀志(「東京 ZuZuバージョン」というタイトルでカバー)

キー、音域データ[編集]

1オクターブ半+半音。1オクターブと完全5度。半音19個。最高音は平行長調の導音

※440Hz=A3とする。

  • オリジナル…調号#1個(ホ短調/ト長調)、最低音=B1(周波数:約123.47Hz)、最高音=F#3(周波数:約369.99Hz)。
  • BEGIN…調号♭4個(ヘ短調/変イ長調)、最低音=C2(周波数:約130.81Hz)、最高音=G3(周波数:約392Hz)。
  • 敏いとうとハッピー&ブルー…調号♭4個(ヘ短調/変イ長調)、最低音=C2(周波数:約130.81Hz)、最高音=G3(周波数:約392Hz)。
  • 柴田淳…調号♭5個(変ロ短調/変ニ長調)、最低音=F2(周波数:約174.61Hz)、最高音=C4(周波数:約523.25Hz)。
  • 山内惠介…調号♭1個(ニ短調/ヘ長調)、最低音=A1(周波数:110Hz)、最高音=E3(周波数:約329.63Hz)。
  • 石原詢子・田川寿美…調号#2個(ロ短調/ニ長調)、最低音=F#2(周波数:約185Hz)、最高音=C#4(周波数:約554.37Hz)。
  • 丸山みゆき、クミコ…調号無し(イ短調/ハ長調)、最低音=E2(周波数:約164.81Hz)、最高音=B3(周波数:約493.88Hz)。
  • パク・ジュニョン、松阪ゆうき、中澤卓也…原調と同じ
参考

柴田淳のキーは調号♭5個であり、マイ・ペースのカバーにおけるキーとしては珍しい。なぜなら、調号♭の数が多く、鍵盤上では黒鍵を多く利用するので、読譜は困難な調であり、ギターではカポタストが無いと非常に弾きにくいからである。調号♭5つの調性の短調(変ロ短調)は、暗さが極めて重く、情熱的であり、痛々しく、絶望的で、響きの悪い調である。キーチェンジはオリジナルキーより+6。

カバー曲における編曲者[編集]

  • BEGIN…編曲:BEGIN
  • 丸山みゆき…編曲:戸塚修
  • 敏いとうとハッピー&ブルー…編曲:植木史郎
  • 柴田淳…編曲:羽毛田丈史
  • クミコ…編曲:瀬尾一三
  • 森田貢のセルフカバー…編曲:井川雅幸

コード譜のグラフ[編集]

メロディーの出だしを1小節からとする。合計47小節あるということになる。サビは33小節目からである。4/4拍子。オリジナル=初期型の音源のみだと、46小節目のコードの訂正はどっちで読み取るかはわからなくなる。この曲は、多くのアーティストにカバーされているので、調判定をしたり、Chordify、MyChordで読み取ってみればよい。カバーでは、キーが異なる場合があるため、全てオリジナルキー(Em)に直したほうがわかりやすい。

1小節(Aメロ) 2小節 3小節 4小節 5小節 6小節 7小節 8小節
Em B7 Em
9小節 10小節 11小節 12小節 13小節 14小節 15小節 16小節
E7 Am Em F#7 B7 B7(#9)
17小節(A') 18小節 19小節 20小節 21小節 22小節 23小節 24小節
Em B7 Em
25小節 26小節 27小節 28小節 29小節 30小節 31小節 32小節
E7 Am Em F#7 B7 Em
33小節(サビ前半) 34小節 35小節 36小節 37小節 38小節 39小節 40小節
E E7 Am Am7 D7 G B7
41小節(サビ後半) 42小節 43小節 44小節 45小節 46小節 47小節
E E7 Am Am7 D7 C 〔D7 オプション〕 G

外部リンク[編集]

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関連項目[編集]