導音

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導音(どうおん)とは、主音の半音下の音で、音階(スケール)の第7音である。由来は、音階の第7音が主音と半音の関係で、第7音が次に半音上がってオクターブ上の主音に導く音、という意味が語源。英語ではleading tone[note]。短調ではハーモニックマイナースケール、メロディックマイナースケールの第7音である。例として、ハ長調ではシ、イ短調ではソ#である。導音単体の音では、不安定で、ちょっと不気味な感じもする。和音(コード)では、ドミナントコードの第3音、三全音(トライトーン)のどれかの音に当たる。導音をルート(根音)としたダイアトニックコードは、ディミニッシュ(dim)コードである。導音の無いドミナントは、Vsus4、V7sus4などがある。導音の無いドミナントは、長調では使えるが、短調では使用不可。

和声の規則としては、導音は次に半音上がってオクターブ上の主音に行くべきであるが、ポピュラー音楽では、メロディーとしては導音が半音上がらずにオクターブ上の主音に行かないものも少なくない。コブクロの「」、山口百恵の「いい日旅立ち」、BEGINの「東京」(オリジナルアーティスト:マイ・ペース)、モーニング娘。の「LOVEマシーン」、ゆずの「友達の唄」、大杉久美子の「ドラえもんのうた」、子門真人(ひらけ!ポンキッキ)の「およげ!たいやきくん」などがあり、探せば探すほど幾らでも出てくる。

関連項目[編集]