東京市(とうきょうし)はかつて東京府に存在した市。
現在の東京都区部。市制に基づく市であったが、東京府との合併により消滅して、国家官僚である東京都長官の管轄地となった。戦後、地方自治法により特別区制に移行した。
江戸時代の町奉行支配地(朱引地)を市域として発足。郡部合併前は15区から構成された。
1932年には、荏原郡などの周辺郡部を合併して、35区に行政区を拡大した。1936年には北多摩郡の砧・千歳両村を合併して、現行の区部が市域となった。