景気後退
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景気後退(けいきこうたい)とは、経済活動が持続的に落ち込んだ状態のことを言う。欧米では一般的に国内総生産(GDP)が2四半期連続で減少すると景気後退と見なすことになる。アメリカ合衆国では全米経済研究所(NBER)が景気拡大や後退の期間を判定することになる。日本では内閣府が景気動向指数研究会の議論を踏まえて判断する。この拡大や後退は主に雇用や生産などの指標を用いて判断されることになる。
歴史的に見ると、景気後退の最長の期間は1873年10月から1879年3月の65か月間が最長である(この記録は1854年まで遡ることが可能となっている)。次いで世界恐慌の発生した1929年8月から1933年3月の43か月であり、戦後で最長は2007年12月から2009年6月までの18か月間が2020年6月現在では最長記録となっている。そして、2020年に大流行した新型コロナウイルス(COVID-19)の結果、2020年2月から景気後退期に入っていると判断されている。