明倫養賢堂
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明倫館養賢堂(めいりんかんようけんどう)とは、宮城県仙台市青葉区本町に存在した仙台藩の藩校である。現在は宮城県庁議会棟の前に碑が建立されている。単に養賢堂と呼ばれることが多い。
概要[編集]
仙台藩の藩校として、江戸時代中期の享保20年(1735年)、仙台藩の第5代藩主・伊達吉村の時に高橋玉斎が建議したことによって設置され、宝暦10年(1760年)に現在の場所に移されたという。
この藩校では孝経・大学・中庸・論語・孟子・小学・近思録・易経・書経・童蒙須知・春秋左氏伝などをテキストとして教え、新陰流や一刀流の剣技、鏡智流・種田流の槍術、八条流の馬術などを教授した。また、他の藩では百姓や町人が学んではならないとされていた和算を正式な課目に加えて教授していたという。この藩校は明治時代まで存続した。