日光奉行(にっこうぶぎょう)とは、江戸幕府における奉行職の1つであり、遠国奉行の1つである。老中支配。
初代将軍・徳川家康の霊廟である日光東照宮の警備とその事務をはじめ、日光周辺の民政や上野国、下野国における天領(幕領)の司法を担当した。当初は日光山守護職(にっこうさんしゅごしょく)、次いで日光御宮守(にっこうおみやもり)、日光御宮番(にっこうおみやばん)という職名で、日光奉行に改称されたのは元禄16年(1703年)であった。
王政復古後は、真岡代官所に一旦合併。その後日光県となったが、1871年に宇都宮県に吸収された。