教育楽器

教育楽器（きょういくがっき）とは、教育で使用される楽器の総称である。

概要

幼稚園・小学校・中学校の音楽の授業で使用する楽器の総称。

教育楽器として用いられるのは、園児・児童の小さな手・腕でも取り回しが楽で安全に扱える、合奏が容易、値段が安く調達が容易、壊れにくい、教科書に載っている曲を演奏できるといった条件を併せ持ったもので、鍵盤ハーモニカやリコーダーがその代表例である。鍵盤ハーモニカやリコーダーが各児童・生徒の個人所有となっているのは衛生面の事情だけでなく、高度経済成長に伴う子供の数の増加に対して音楽室のキャパシティ及び備品の配備が追い付かなかった名残りである。

楽器メーカーの視点では教育楽器は音楽に興味関心のない子供も買わざるを得ないため、毎年まとまった需要が見込める金のなる木の一つである。