惣墓五輪塔(そうばかごりんとう)とは、京都府木津川市木津清水に存在する重要文化財である。
木津駅から南西におよそ200メートルの共同墓地内にある石造五輪塔である。木津川洪水の際の被災者の供養塔として建立された惣墓、いわゆる共同墓であると推測される。これには鎌倉時代後期の正応5年(1292年)の造立銘と、永仁4年(1296年)と、戦国時代の永禄5年(1562年)の追銘がある。鎌倉時代の造立銘がある五輪塔としては貴重であり、国の重要文化財に指定されている。