心霊スポット
心霊スポットとは、幽霊、妖怪の出現や超常現象が起こると噂されている場所。廃墟、自殺スポット、墓地など。また過去に事件や事故が起こったとされる場所なども含まれる。
概要[編集]
建造物や墓地以外にも道路やトンネルなど、心霊スポットはその場所にこだわらず、何らかの超常現象が発生するといわれている場所である。そのため、かつて100キロババアが出没するといわれていた某所では、その道路が心霊スポットとして有名になったこともある。
雰囲気のあるトンネルも心霊スポットになりやすく、某所にある吹上トンネルの旧トンネルでは何も起きてないのになぜか心霊スポットになっていたりする[注 1]。
現象[編集]
心霊スポットは様々な超常現象が発生するといわれており、以下のような心霊現象が確認されている。
危険性と迷惑行為[編集]
廃墟に侵入することやその敷地内に立ち入ることは不法侵入となる。また、老朽化した建造物は崩落の危険もあり、天井からの落下物や床面の崩落などに巻き込まれる可能性も十分ありうるものであるため危険である。
新道の供用開始などで用途を終えたトンネルや橋梁も崩落の危険は当然存在している。廃トンネルは崩落に加えて酸欠などの恐れもあることから、危険度はさらに増す。なお、通常は管理費もかさむこと、北海道ではヒグマの巣になったり、犯罪者のアジトになったりすることから埋め戻しや閉塞により用途を廃止することが多い。
詳細は「国道229号」を参照
しかし、まれにそのまま放棄されるケースも存在していないわけではない。
心霊スポットとして有名になり、上記のような不法侵入や器物破損の被害にあうことも珍しくない。とくに前述した吹上トンネルにおいては旧旧トンネルである吹上隧道は手前のアクセス路から立ち入り禁止のゲートが設置してあり、かつての道路も払い下げにより私有地となっている。しかし心霊スポットとして旧吹上隧道と共に有名になってしまい、ゲートのカギを壊されたり、そのほかの設備が壊されたりするなどの被害が発生している。また、不法侵入の上に落書きをされることも珍しくはない。心霊スポットの場所が「某所」などと書かれるのはこういった背景もある。
最強の心霊スポット[編集]
北海道にある北海道旅客鉄道石北本線常紋トンネルは建設時にタコが投入されたが、逃亡を図ったり、病気になったり怪我をしたタコは治療を受けられずに殺された。このようなタコの死骸はトンネルの壁面にコンクリートで埋められたのではないかと噂されていたが、1968年の十勝沖地震で損傷したトンネルの壁面のコンクリートを剥がしたところ、大量の人骨が出てきて噂は真実であると判明した。現場近くには慰霊碑が建てられたがそこからも人骨が出てきており、殺されたタコの人数は今もって判明していない。トンネル開通時から現場近くの常紋信号場では自殺者や発狂者が相次ぎ、殺されたタコの祟りではないかと恐れられていた。
傾向と対策[編集]
いわゆる心霊スポットは、「境界の交差する点」に多い。トンネル、橋、交差点などである。意外に墓や古戦場には出ない。「正と死」という境界線が一本あるだけなので(ただし、ニューギニアでは出たとか木曽御岳とか三陸のほうの捕鯨基地の近くに出たという話は西丸震也氏が書いている)。
黄昏時に出るとか真夜中に出るとかいうのも同じ理由であり、クロスロード伝説もそのあたりの話である。真昼間の沙漠に怪しいものが出たら、それは低血糖ショックとか脱水症状とか熱中症が疑われる。そのため、金平糖や氷砂糖やバター飴やキャラメルや板チョコ、水筒を携行するのもいい。いざとなったら糖尿病による低血糖ショックにも対応できる。気が動転しているときには煙草が効くという話もある。自動車運転中なら、「とにかく安全なところに停車して睡眠を取る」のが上策である。
修験道系の修行をしたことのある人は、印を結んで真言を唱えるのもいい。煙草を吸いなれていない人ならこっちが向いている。線香をあげたりお供えをしたり(水とか酒もいい)花を供えたりするのも悪くないが、花や線香は「ここは何かの事故現場か?」という話になって「人の気が凝る」という人もいるので、お墓とかお地蔵さんのような依代があるといい。長久保貴一によれば、「石には よい気が溜まる」という。科学的根拠はないが、プラシーボ効果は期待できる。