後楽園
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後楽園(こうらくえん)は、岡山県岡山市北区後楽園にある日本庭園(大名庭園)で、日本三名園のひとつに数えられる。江戸時代前期に岡山藩主・池田綱政によって造営された元禄文化を代表する庭園で、国の特別名勝に指定されている。
概要[編集]
後楽園があった場所には元々、備前岡山藩主・池田綱政の下屋敷が営まれていた。この綱政は江戸時代に名君として著名な池田光政の嫡子である。
下屋敷自体は貞享3年(1686年)に建設され、庭作りは翌年の貞享4年(1687年)から宝永3年(1706年)まで20年近い歳月をかけて行なわれた。
広大な敷地の中にある庭園は瀬戸内の温暖な風土そのままの明るく開放的な池泉回遊式で、のびやかな芝と要所に茂らせた深い木立が美しい対比となる。
園内の中央の沢地には近江八景、花交の森は木曽路、曲水に架かる板橋は三河の八つ橋に見立てられている。後楽園の要には延養亭があり、藁葺き屋根の田舎式寝殿造りと呼ばれ、藩主の静養や接待所として使われた。
見頃は11月中旬から下旬である。