強 端(きょう たん、生没年不明)は、中国の後漢末期から三国時代にかけての氐族の王。後に魏の武将。
当時の氐族は幾つかの部族に分かれており、強端は陰平郡の氐王であった[1]。218年に劉備が漢中に攻め込んだ際、曹操に味方して劉備軍の呉蘭を討ち取ってその首級を曹操の下に送った[1]。
『晋書』によると235年に武都郡の氐王であった苻双と共に6000余の一族や部下を率いて司馬懿に帰順したとある。
『三国志演義』には登場しない。