張 尚(ちょう しょう、生没年不詳)は、中国の三国時代の呉の武将。祖父は張紘。父は張玄[1]。
呉の第4代皇帝・孫皓に仕えて侍郎に任命される[1]。孫皓に気の利いた意見が述べられる事から侍中・中書令と昇進する[1]。しかし議論の際にいつも孫皓を出し抜いたため次第に不興を買うようになり、遂に逮捕されて処刑を命令された。重臣の岑昏の取り成しにより死罪は取り消され、建安郡への強制移住を命じられて造船の労役を命じられる[1]。しかし孫皓から役人を派遣されて誅殺された[1]。
『三国志演義』には登場しない[1]。