平戸港
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平戸港(ひらどこう)とは、現在の長崎県平戸市崎方町に存在する港である。
概要[編集]
この港は平戸瀬戸に面し、深く湾入した天然の良港で、長崎県本土とは瀬戸を挟んでわずか600メートルの近さである。戦国時代の天文19年(1550年)にポルトガル船が入港してから、イギリス・イスパニア(スペイン)・オランダ船が次々と訪れ、日本初の国際港としてその名が世界に広く喧伝された。以後、江戸幕府により鎖国政策が実施されるまでのおよそ90年間の間、日本の国際港として大いに繁栄したが、鎖国政策と共にその繁栄は消え去った。現在では港口に残る商館跡や灯台跡などが当時の面影を伝えている。
毎年8月上旬には、港を中心に開港祭りが催され、花火大会や千灯篭流し、平戸神楽などの行事が賑やかに行なわれている(平戸みなと祭)。