左衛門佐君伝記稿
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左衛門佐君伝記稿(さえもんのすけぎみでんきこう)とは、真田幸村・真田幸昌父子に関する史料である。真田氏歴代の当主の事績を編集した『先公実録』に含まれるものである。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は真田氏の家臣・河原綱徳。成立は江戸時代後期の天保14年(1843年)。左衛門佐は幸村の官途を指す。
内容[編集]
全4巻。『先公実録』に含まれる史料である。
- 巻之1 - 略伝、諱の伝承列挙、花押の紹介、墓所、係累の紹介。豊臣秀頼に御方しての大坂入城から事績の詳述、大坂冬の陣まで。史料の引用列挙もしている。
- 巻之2 - 大坂冬の陣における和睦、大坂夏の陣の前半。
- 巻之3 - 大坂夏の陣の後半。幸村の戦死と大坂城落城まで。
- 巻之4 - 幸村の逸話を集めた「雑記」、幸昌の事績を集め、その子孫の系譜を合わせて記した「大助君伝記」まで。