島の山古墳

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島の山古墳(しまのやまこふん)は、奈良県磯城郡川西町唐院にある古墳。形状は前方後円墳馬見古墳群北群を構成する古墳の1つ。国の史跡に指定され、出土品は国の重要文化財に指定されている。

概要[編集]

寺川と飛鳥川に挟まれた標高48メートルの丘上にある古墳で、全長は190メートル。周囲に濠を巡らせた前方後円墳で、飛鳥時代の大実力者だった蘇我入鹿の墓という伝説が残されている。明治時代に多数の石製椀飾類が出土し、その際に石室の天井石が掘り出されて比売久波神社などに標石として置かれている。平成6年(1994年)からは橿原考古学研究所によって前方部の本格的な発掘調査が実施された。

4世紀末頃の築造と推定されるが、遺存状態は良好で、埋葬主体と思われる遺構からは粘土槨が検出された。全長8.5メートル、幅は東側2メートル、西側は1.6メートル、高さは40センチで、木棺に腐巧の傷跡が見られ、石製椀飾類、勾玉、臼球が多数出土している。

アクセス[編集]

関連項目[編集]

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