小笠原博毅

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小笠原 博毅(おがさわら ひろき、1968年 - )は、社会学者。神戸大学大学院国際文化学研究科グローバル文化専攻教授。

略歴[編集]

東京都八王子市生まれ[1]早稲田大学政治経済学部卒[2]。2003年ロンドン大学ゴールドスミス校社会学部博士課程修了。社会学Ph.D[2][3]スチュアート・ホールに師事[4]神戸大学国際文化学部助教授、准教授を経て、教授[5]

専門は文化研究。サッカーと人種差別、18世紀初頭の海賊などを研究している[6]東京オリンピック大阪万博の開催には一貫して異議を申し立てており[7]、編著に16人の研究者や活動家らによるオリンピック批判の論考を集めた『反東京オリンピック宣言』(山本敦久共編、航思社、2016年)がある。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『セルティック・ファンダム――グラスゴーにおけるサッカー文化と人種』(せりか書房、2017年)
  • 『真実を語れ、そのまったき複雑性において――スチュアート・ホールの思考』(新泉社、2019年)

共編著[編集]

  • 『サッカーの詩学と政治学』(有元健共編、人文書院、2005年)
  • 『黒い大西洋と知識人の現在』(編、市田良彦、ポール・ギルロイ、本橋哲也著、松籟社、2009年)
  • 『反東京オリンピック宣言』(山本敦久共編、航思社、2016年)
  • 『やっぱりいらない東京オリンピック』(山本敦久共著、岩波書店[岩波ブックレット]、2019年)
  • 『パンデミック下の書店と教室――考える場所のために』(福嶋聡共著、新泉社、2020年)
  • 『記録のマテリアリズム――移動/移民とモノをめぐる日墨研究者による対話』(鋤柄史子共編、神戸大学出版会、発売:神戸新聞総合出版センター、2021年)
  • 『オリンピック始末記』(山本敦久共著、岩波書店[岩波ブックレット]、2022年)

訳書[編集]

  • G・E・ラング、K・ラング『政治とテレビ』(荒木功、大石裕、神松一三、黒田勇共訳、松籟社、1997年)
  • ジェームス・プロクター『スチュアート・ホール』(青土社[シリーズ現代思想ガイドブック]、2006年)
  • ウィリアム・ウォルターズ『統治――フーコーをめぐる批判的な出会い』(阿部潔、清水知子、成実弘至共訳、月曜社、2016年)
  • ジュールズ・ボイコフ『オリンピック反対する側の論理――東京・パリ・ロスをつなぐ世界の反対運動』(井上絵美子、小林桐美、和田智子訳、井谷聡子、鵜飼哲共監訳、作品社、2021年)

出典[編集]

外部リンク[編集]