天橋立図
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天橋立図とは、雪舟が室町時代の1501年から1506年の5年間で描いた日本を代表する水墨画である。
概要[編集]
日本三景の1つ、天橋立を東側からとらえた図で、水々しい墨色と確実に形をとらえる筆さばき、雄大に組立てる構図は雪舟の優れた画技の極点を示している。雪舟が80歳を超えてから現地に行って描いたことは驚きである。
右半分には丹後半島があり、にぎわう商人の街(現在の宮津市溝尻)や高く聳える成相山などが描かれている。真中には天橋立と奥には阿蘇海や現在の与謝野町などが微かに見える。左半分は現在の宮津市文珠(鉄道ファンなら誰もが知る天橋立駅)などの宿場がある。
この絵を描いた場所は宮津市東部の獅子崎近辺と考えられる。