天慶(てんぎょう)は、日本の元号の一つ。承平の後、天暦の前。938年から947年までの期間を指す。この時代の天皇は朱雀天皇、村上天皇。
承平8年5月22日(ユリウス暦938年6月22日)に天慶元年と改元された。改元の理由は厄運・地震・兵革の慎みによる。この時の勧申者は左少弁兼文章博士の大江朝綱と文章博士の大江維時の勘申によるという。天慶の出典は『漢書』に「唯天子、建中和之極、兼総条貫、金声而玉振之、順成天慶、垂萬世之基」とある。
天慶10年4月22日(ユリウス暦947年5月15日)に天暦元年と改元された。