喜多山検車区
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喜多山検車区(きたやまけんしゃく)とは愛知県名古屋市守山区にあった名古屋鉄道の車両基地である。
概要[編集]
瀬戸線喜多山駅に隣接する形で所在し、同駅3番線から入出庫する形となっていた。もともと瀬戸線の車両基地としては大曽根駅に大曽根工場があったが、大曽根工場は戦災で焼失してしまい、その代替として1946年に開設されたのが喜多山検車区である。
他の名鉄線どころか、他社線とも一切線路が繋がっていない孤立路線である瀬戸線車両の全ての検査・整備を請け負っていたが、全般検査・重要部検査については車体と車体付属機器のみ担当し、床下機器や台車は取り外して岡崎市の舞木検査場までトラック輸送し、そちらで検査・整備を行っていた。
在籍車両数の増加と設備の老朽化、喜多山駅周辺の高架化事業に伴い、2007年6月末に尾張旭検車支区へ移転する形で閉鎖された。閉鎖後も線路は留置線として活用されていたが、高架化事業の進行で撤去された。なお検車区移転と同時にバラストホッパ車のホキ87形が廃車となっている。