善修院殿(ぜんしゅうじでん、? - 天正2年7月5日(1574年7月22日))は、室町時代後期(戦国時代)の女性。伊豆国・相模国を支配した戦国大名・北条早雲の側室。北条幻庵の生母。
出自に関しては北条早雲の伊豆国平定の際に早雲に従った狩野氏と見られている。北条早雲の側室で、早雲の末子である幻庵と三浦氏員に嫁いだ長松院殿、青松院殿の1男2女を生んでいる。早雲から大平郷に所領を与えられている。天正2年(1574年)に死去した[1][2][3]。
夫の早雲の死去から実に55年も後のことであり、それを考えるとかなりの長寿だった可能性がある。