劉氏 (袁紹夫人)
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劉氏(りゅうし、生没年不詳)は、中国の後漢末期の女性。袁紹の後妻で袁尚の生母[1]。
生涯[編集]
劉氏は袁紹の後妻で嫉妬深く、202年に袁紹が死去すると生前に袁紹に寵愛されていた妾を5人も殺害し、さらに死者に知覚があるなら地下で袁紹に再会する可能性があると考えて坊主頭にして顔に入れ墨をして、死体を痛めつけてぼろぼろにしたという[1]。また袁尚にその妾の家族を皆殺しにさせた[1]。
204年、鄴が曹操の攻撃によって陥落した際、自ら両手を縛って恭順の意を示したので殺されることはなく、甄氏と共に曹操の息子である曹丕に保護された[1]。以後の行方は不明である。
『三国志演義』では史実と同じように妾を殺して降伏している[1]。
『蒼天航路』では曹丕の命令で殺されている。