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利用者:宮ペディア

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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下書きです。

宇都宮ライトレール線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地 栃木県宇都宮市芳賀郡芳賀町
種類 軌道(路面電車)
起点 宇都宮駅東口停留場
終点 芳賀・高根沢工業団地停留場
駅数 19箇所
開業 2023年3月(予定)
所有者 宇都宮市芳賀町
運営者 宇都宮ライトレール
使用車両 HU300形
路線諸元
路線距離 14.6 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 全線直流電化750V
最大勾配 67‰(芳賀町工業団地管理センター前停留場~かしの森公園前停留場)
最高速度 40 km/h

宇都宮ライトレール線(うつのみやライトレールせん)は栃木県宇都宮市宇都宮駅東口停留場から同県芳賀町芳賀・高根沢工業団地停留場を結ぶ宇都宮ライトレールの軌道路線。

概要[編集]

次世代型路面電車(ライトレール・トランジット、LRT)に分類される。宇都宮市東部から芳賀町西部を縦貫する全長14.6kmの軌道路線で、全線複線で直流750V電化である。2018年5月に着工し工事が進行している。2023年3月の全線開通を目指している。

路線概況[編集]

宇都宮駅東口 - 平石中央小学校前[編集]

JR宇都宮駅東北新幹線東北本線日光線烏山線)との乗換駅である宇都宮駅東口をLRTが出発すると、宇都宮駅東口交流拠点施設(ライトキューブ宇都宮)、宇都宮シンフォニー病院の間をすり抜け、鬼怒通りに出る。鬼怒通り沿いにはホテル、オフィスビル、マンションなどが林立し、それらのビル街に囲まれながら電車は鬼怒通り上の併用軌道を進み東宿郷停留場、駅東公園前停留場に着く。駅東公園前停留場は、近隣の宇都宮駅東公園の最寄り駅で、秋の紅葉が美しいイチョウ並木で有名な公園である。また駅東公園には、かつて東北本線で活躍したEF57型電気機関車が展示されている。駅東公園は県立の展示場であるマロニエプラザ(宇都宮産業展示館)やプロバスケットボールチーム・宇都宮ブレックスの本拠地宇都宮市体育館(ブレックスアリーナ宇都宮)と隣接し、それらの最寄り駅でもある。

駅東公園前停留場を出ると国道4号宇都宮バイパスを峰町立体でオーバーパスし、峰停留場へ至る。峰停留場は鬼怒通りの旧道である平出街道との交差点につくられた停留場で、あたりは閑静な住宅街となっている。峰停留場を出ると、陽東3丁目停留場を経て、宇都宮大学陽東キャンパス停留場に着く。宇都宮大学陽東キャンパス停留場は、近隣の宇都宮大学工学部が位置する陽東キャンパスからとられた名称である。また、宇都宮大学陽東キャンパスより停留場へ近い位置にはかつてのミシン工場跡地を再開発したショッピングセンターやシネマコンプレックス、家電量販店などで構成された複合商業施設「ベルモール」や新興住宅地があり、それら大型施設を近隣に抱え賑わっている。

宇都宮大学陽東キャンパスを出ると、勾配をのぼり高架で鬼怒通りを横断し、カーブを曲がり勾配を降りると専用軌道へ入り、辺り一面田園地帯が広がる風景となる。そして快速列車との退避が可能な、島式ホーム2面4線の平石停留場に着く。平石停留場にはロータリーやパークアンドライド用の駐車場が併設されており、交通結節点(トランジットセンター)として整備されている。平石停留場を出ると、新4号国道をくぐり、しばらく走ると対面式ホーム2面2線の平石中央小学校前停留場に着く。

平石中央小学校前 - グリーンスタジアム前停留場[編集]

平石中央小学校前停留場を出ると、辰街道(栃木県道158号下岡本上三川線)と交差し、宇都宮市立平石中央小学校の横を抜け、高架を再び駆けのぼり、鬼怒川を渡る。鬼怒川橋梁の長さは643mあり、橋梁の上からは天気のいい日に遠く男体山や筑波山を望むことができる。鬼怒川を渡った後、高度を下げ、高架上に対面式ホーム2面2線のホームを慨する、飛山城跡停留場に着く。飛山城跡停留場は付近の飛山城跡からとられた名称で、鎌倉時代後期の永仁年間(1293年~1299年)に、宇都宮景綱の家臣・芳賀高俊によって築かれた城で、天正18年(1590年)に豊臣秀吉の命で廃城されるまでの間、約300年間にわたり使われた城であり、現在では国指定史跡となっている。

飛山城跡停留場を出ると、丘を越えるため再び高度を上げた後、谷を下るため高度を下げ、下り勾配に入る。国道408号を高架でまたぎ、高度をさらに下げて清原学園通り(戦時中存在した宇都宮陸軍航空廠線の廃線跡)をトンネルでくぐった後、60‰の急勾配をのぼり、対面式ホーム2面2線の清陵高校前停留場に着く。清陵高校前停留場の付近には、作新学院大学、栃木県立宇都宮清陵高等学校、宇都宮市立清原中学校が位置しており、通学する学生で賑わっている。

清陵高校前停留場を出ると、内陸型工業団地としては日本最大級の大きさを持つ、清原工業団地の敷地内へ入る。道路と並走しながらS字カーブを抜けたあと直線区間に入り、清原地区市民センター前停留場へと着く。清原地区市民センター前停留場の近くには、宇都宮市清原地区市民センター、清原工業団地管理センター、清原生涯学習センター、清原球場、清原体育館などの公共施設が位置している。また、停留場には清原台団地、益子、真岡方面へ向かうバスが発着するバス乗り場や、タクシー乗り場、一般車乗降場やパークアンドライド駐車場といった設備を慨する交通結節点(トランジットセンター)となっている。バスの時刻はLRTの時刻に合わせて運転しており、スムーズな乗り継ぎが可能となっている。

清原地区市民センター前停留場を出ると、清原中央通りを横断しながら曲がり、清原中央通りの端の軌道(サイドリザベーション方式)を走る。しばらく工場街を直線で抜けると、グリーンスタジアム前停留場に着く。付近には栃木サッカークラブ(栃木SC)のホームグラウンドである栃木県立グリーンスタジアムがあり、試合開催時はスタジアムへの観戦客でにぎわう。また付近にはキヤノンや久光製薬、カルビーなど大企業の工場がありそれらへの通勤客も多い。