VOCALOID

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VOCALOID(ボーカロイド)とは、ヤマハが開発した合成音声技術である。略称は「ボカロ」など。VOCALOIDを使って作られた曲は「ボカロ曲」、VOCALOIDを利用して曲を作る者を「ボカロP」と呼ぶ。「VOCALOID」及び「ボカロ」はヤマハの登録商標となっている。

概要[編集]

ヤマハは楽器メーカーでありバイクメーカーでもある[1]。電子楽器やバイクのマフラーの特性などを研究しているうちに音声合成方面に応用がききそうだというので楽器部門でフルートなどの管楽器の音色の研究チームやクラビノーバなどのシンセサイザー開発チームと連携が始まり、ボーカロイドとして結実したらしい。ただ、当時はヤマハもパソコンを作っていたのだが、いかんせん当時のパソコンではまるっきりパワー不足であったためリアルタイム合成ができず、アイディアとしては塩漬けになっていた。
メロディーや歌詞を入力する事によって、特定の人物の声がサンプリングされた声を元にした[2]合成音声を歌わせる事ができる。「初音ミク」、「MEIKO」など、様々なキャラクターのものが登場しており、各キャラクターごとに声以外にも仕様の相違があるのも特徴。現在まで主にヤマハ以外の会社がライセンス契約を締結して独自のキャラクターを使用してソフトを開発している[3]ため、多くのキャラクターが登場している。基本となるソフト自体も現在までバージョンアップを繰り返しており、最新のバージョンとなる「VOCALOID6」は2022年10月に発売されている。

脚注[編集]

  1. 三本音叉のぶっちがいエンブレムは伊達ではないっ!
  2. 「ケプストラム解析」によって声道モデルを構築し、そこに声門から出た三角波とか矩形波とかピンクノイズとかのカクテルをぶっこんでいる。
  3. 特にクリプトン・フューチャー・メディア社。

関連項目[編集]