Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋(ヤフーちえぶくろ)とは、Yahoo! JAPANが運営する利用者が知恵を教え合うサービスである。
電子掲示板上で参加者同士が知識や知恵を教え合うナレッジコミュニティで、ふとした疑問、自分が調べた独自研究、いろんな問題、ちょっとした困ったこと・悩み事や、よくわからないことや、失敗した経験、問い合わせ前の質問の作成や、今後・未来の仮定の話、発表するための内容、自分で考えたメッセージなどを気軽に質問を投稿・アクセスし、議論・相談・会話・質問できるサイト。 場合によっては、許可を求めたりすることを目的とする質問もある。
インターネットで質問するサイトであり、会話ページでもある。インターネット上で、困ったときの窓口でもある。質問することにより、答えが見つかる。みんなでみんなの疑問や問題を解決するQ&Aコミュニティーである。質問完了後は、質問内容が知恵袋に記録・登録される。質問することにより、インターネットの備忘録にすることもできる。投稿した質問内容は、テスト投稿扱いの場合もある。
スマホのアプリにも対応している。スマホのアプリ版では、名前が「Yahoo!知恵袋 悩み相談できるQ&Aアプリ」となっている。
概要[編集]
2004年4月7日にベータ版(テスト版)でスタートし、2005年11月7日に正式版になった。質問や回答をするにはYahoo! JAPANの登録ID、利用登録、ログインが必要。利用者は主にチエリアンと呼ばれる。Yahoo!知恵袋のアプリを2人以上使っていた場合、確認コード(入力パスワード)のログインもあり、確認コードは毎回変わる。スマホに「Yahoo!知恵袋」のアプリがダウンロードされていれば、パソコンでも、確認コード(入力パスワード)のログインは、毎回変わる。確認コードは、スマホの「R-Link」のショートメールに登録される。
システムは、質問本文の内容の文字数は、今のところは最大2000文字以内、最少5文字以上、一度に投稿できるURLは5つまで、カテゴリ選択(大・中・小分類)、知恵コイン、回答リクエスト、匿名投稿、画像ファイル(写真)。音楽ファイルの音源は載せることはできない。質問本文の内容の文字数が、最大2000字以内だと、質問内容が足りないこともあるが、最大2000字以内は、ギリギリ足りる文字数である。画像については、画像ファイル形式は、JPEG、PNG、GIFのみで、画像のファイルサイズは4MB以内である。ただし、GIFだと、色数が最大8ビットカラーの256色で、色数が限られており、GIFは実用的ではないので、GIFだけは使用しない方がよい。カテゴリの選択・指定は、カテゴリは2つあり、順位では、カテゴリ1は1位、カテゴリ2は2位で、カテゴリ1は必須、カテゴリ2は任意である。カテゴリ2も選択・指定すると回答が付きやすくなる。カテゴリ2を指定しない場合は、「指定なし」を選択し、カテゴリ2を指定する場合は「以下のカテゴリ」を選択する。カテゴリ選択は、大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリがあり、大カテゴリと中カテゴリは必須で、小カテゴリは任意で、小カテゴリを選択しない場合は「小カテゴリを選択/小カテゴリのすべて」になる。カテゴリ選択は、始めから、質問の内容に合ったものから最適なものが自動的に選択される。それ以外のカテゴリを選択する場合は、「その他のカテゴリ」をクリックする。必須なのは、質問の内容の文字入力、カテゴリ1、知恵コイン。自動再質問は、「設定する」にチェックする。
質問するときの設定の手順のページは、パソコンでは、別々に2つのページに分かれている。スマホでは、全ての設定が1つのページにまとめてある。パソコンの場合、1ページ目は、質問投稿、2ページ目は、質問確認。1ページ目の手順は、「質問文章(質問文)入力」「画像を追加」「ベストアンサーのお礼」「回答リクエスト」「匿名投稿」、ボタンは「キャンセル」「確認」。2ページ目の手順は、「カテゴリ選択」「自動再質問」、ボタンは「修正」「投稿」。1ページ目の手順が終わると、「確認」ボタンを押し、2ページ目に進む。
質問するときのシステム設定は、ベストアンサー(略して「BA」)のお礼の枚数の段階は、文字の数が比較的少なければ25枚、比較的多ければ50枚以上~100枚以下。0枚は不可。最少25枚、最大100枚である。回答リクエストは、「利用しない(回答リクエストしない)」。匿名投稿は、「利用しない」。画像ファイルの貼り付けは任意。ただし、画像ファイルの貼り付けは、スマホのアプリではできない場合があるので要注意。
画像ファイルについては、画像ファイルは1つのみで、画像ファイルを添付するには、確認のため、手順のページの設定の最後に画像を添付しなければならない。もしそうしなければ、画像ファイルは消えるかも?
質問の投稿を完了させるときは、質問を投稿する前に、利用のルール、質問内容や画像を読んで、URLの有無も含めて、内容全体をよく確認したうえで質問を投稿する。質問の掲載期間は、質問の投稿時点から、1週間=7日間である。質問の投稿が完了すると、閲覧数が表示される。回答が来たら、ベストアンサーを選び、ベストアンサーを選び終わったら、最後には必ずコメント=お礼コメントを入力しなければならない。お礼コメントの内容の文字数は、最小5文字以上~最大200文字以内であり、URLは5つまでである。通常、回答受付は質問の投稿時点から1週間で締め切られ、回答が付いた場合は質問の投稿時点から1週間以内にベストアンサーを選ぶ。質問の掲載期間=1週間を過ぎ、回答が付かず、ベストアンサーを選ばなかった場合は、「回答受付終了」の状態になり、質問が自動的に取り消され、自動削除され、質問した文章のページが消えてしまう(?)。ベストアンサーを選ぶ日は、回答受付終了まであと3日以内~2日までの間がよい。「回答受付中」の場合は、質問や回答に対して返信することもできるので、返信は任意である。返信文の文字数は最少5文字以上~最大400文字以内であり、URLは5つまでである。更には、投稿した質問の本文には、後から質問を補足できる。質問補足文の文字数は最少5文字以上~最大500字以内である。質問補足は、内容の不足、URLの不足に使われる。質問補足のページは「補足入力」と「補足内容確認」の2ページある。「補足入力」のページにある手順及びボタンは、「閉じる」「確認する」、「補足内容確認」のページにある手順及びボタンは、「修正」「投稿」。質問の取り消しは、質問取り消し理由の文字数は最少5文字以上~最大200文字以内である。質問の取り消しは、1か月に1回のみである。自分が投稿した質問は、「My知恵袋」に記録される。Yahoo!知恵袋のホームページには、「My知恵袋」というロゴがある。質問後、回答が来た場合、「My知恵袋」のロゴの右上に、丸い赤地に白文字の1が付く。
知恵袋で、質問内容や、返信内容に入れた文章の入力と画像ファイルを添付した後、時間の期限を過ぎると、実行したときに、予期せぬエラーが出て、「何らかの理由により投稿できませんでした」となり、一部失敗となるので要注意。
知恵袋に投稿した質問に回答がちっとも来ない場合もあり、その原因は、「質問内容が正しく認識しづらい」「カテゴリが適切でない」「質問内容が専門的すぎる」が考えられる。
質問するときは、アカウント作成が必要。質問をするとほとんどの確率で回答されるが、その情報が本当か嘘かはわかりにくいため自分で判断する必要がある。また回答に「わかりません」など、そんなこと言うなら答えてはいけないと思ってしまう回答が多々ある。中には質問になってない内容や、質問とは全く関係ない回答(再翻訳したような意味不明な回答や特定ユーザーへのストーカー、誹謗中傷、テスト投稿?)、質問を隈なく読まず質問を理解しなかったり、質問ができない解読力の無い回答、誰にでもわかり切ったような質問をわざとするといった、2ちゃんねると似たような点も多い。また、あらゆる分野の質問があると言うことから、このサイトでアクティブになるユーザーも多く、備忘録、質問コーナーと似たような点もある。他人の回答の内容の全体を読めば、知識が高まるので、勉強するところでもある。匿名掲示板利用者の遊びに使われる事もしばしば。[1]
2011年8月20日から2017年11月30日までは知恵ノートというサービスもあった。
知恵コイン[編集]
Yahoo!知恵袋での活躍度を表す数字。ベストアンサーのお礼の枚数のためのコイン。ログインしたり質問に回答したりするとプラスされ、利用規約に違反したり悪いことをやらかしたりすると、マイナスされる。またベストアンサーのお礼として知恵コインを贈ることもできる。ベストアンサーのお礼の枚数の段階は、0枚・25枚・50枚・100枚・250枚・500枚の6段階ある。質問文章の文字数が比較的少なければ25枚、多ければ50枚以上~100枚以下。0枚は不可。最少25枚、最大100枚である。ベストアンサーのお礼の枚数のためのコインが多ければ、知恵袋内にあるコインの消費が多くなる。
だが、もし質問をする場合はお礼に知恵コイン500枚(?)を送るようにし、活動中のチエリアンに回答をリクエストしよう。大概の質問はチエリアンから回答がつくはずであるが、実際には、回答リクエストは利用しなくてもどっちでも良い。回答リクエストは、通常は利用しない。
知恵ライフ[編集]
初期状態は3。違反などを繰り返すと1つずつ減らされ、0になると質問や回答ができなくなる。2020年1月廃止。
デメリット及び注意事項[編集]
パソコンで質問したときに、途中でスマホから開くと、パソコンでは、ベストアンサーに選ぶことができなくなり(?)「ログインして回答」と表示される。ただし、スマホのアプリ版の「Yahoo!知恵袋」をスマホにダウンロードした場合は、スマホで回答の編集ができる。Yahoo!知恵袋のURLのコピーは、スマホではできないので要注意。
ID非公開[編集]
ID非公開(IDひこうかい)は、匿名で質問・回答を投稿できる機能である。iOS・Android版は無料だが、ウェブ版でID非公開にする場合は300コイン必要。 2021年11月16日~29日はiOS版でID非公開機能を利用できなかった。[2]
悪用[編集]
かつて、入学試験のカンニングに悪用されたことがある。受験生が試験中に試験問題を知恵袋に投稿し、何も知らない回答者が返答、その返答を受験生が見て実際の試験で回答を書くという不正行為が行われた(大学入試問題ネット投稿事件)。
余談として、これからの「Yahoo!知恵袋」[編集]
質問本文の内容の文字数を拡張し、最大3000文字以内になることも?
質問に関するカテゴリ[編集]
前述したように、カテゴリの選択・指定は、カテゴリは2つある。
- 色に関する質問は、「教養と学問、サイエンス>芸術、文学、哲学>美術、芸術」「スマートデバイス、PC、家電>ソフトウェア>画像処理、制作」。
- 英語のフォニックスに関する質問は、「教養と学問、サイエンス>言葉、語学」。
- ローマ字・ローマ字入力に関する質問は、「教養と学問、サイエンス>言葉、語学」「スマートデバイス、PC、家電>OS>Windows 全般」。
参考になる[編集]
回答に参考になるが多くつく事があるが、参考になるが多くつく回答はほとんどがデタラメな回答、説教、相手に反抗、否定する回答、相手を不快にする回答、回答になっていない回答である。 おそらく他サイトのような「低評価」やヤフーコメントで言う「うーん」的な者がないためその代わりで「参考になる」を押している人がほとんどであろう。 (実例として「人身事故起こした奴死んでくれ」「障害者は嫌い」「あなたうざい」「何でこんな質問すんの?」的な回答。知恵袋ではそういう回答が「参考になる」が多くつくが、逆にYouTubeのコメントやヤフーコメントには低評価が多くついている) おそらく知恵袋で低評価のような評価があったら、そのような回答には参考になるはあまり付かず、低評価のような評価が多くなるだろう。
不適切な内容が含まれているため、回答を非表示しています[編集]
主に不適切だと思われる回答、大半の人が嫌な気持ちになるような回答は非表示対処されることがある。 例えば
- あんた障害者?
- その質問の証拠あります?
- だから何?
みたいな、回答になっていない投稿や大半の人が不快に感じるような回答は非表示になる。
AI回答[編集]
質問に対してAIからの回答が来ることもある。しかし知恵袋民からはめちゃくちゃうざがられたり悪いように見られがちで、「参考になる」を押す人はほとんどいない。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- Yahoo! Answers - 本家Yahoo!の知恵袋てきなやつ。サ終。
- Yahoo! JAPAN
- Yahoo!知恵袋の回答数の多い質問一覧
- 知恵ノート / カテゴリマスター