典 満(てん まん、生没年不詳)は、中国の後漢末期から三国時代にかけての魏の武将。父は典韋[1]。
197年に父が張繍の攻撃から曹操を守って戦死した際、典満は父の後継者として郎中に任命された[1]。曹操は典韋を深く思っていたため、典満を司馬に取り立てて身近に置いた[1]。220年に曹操が死去すると王位を継いだ曹丕に仕えて都尉に昇進し、関内侯に取り立てられた[1]。
『三国志演義』では第17回で父が戦死した際に中郎として曹操の側近として取り立てられたとだけあり、以後は登場しない。