全日制高等学校

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全日制高等学校(ぜんにちせいこうとうがっこう)とは、高等学校の分類の一つである。

概要[編集]

中学校までと同じように、平日の午前8時台から午後3時台まで、場合によっては午後4時台、土曜日午前の日中に授業を行う高校のこと。一般に高校と言えばこの形態である。
なお定時制高等学校の昼間部(特に三修制該当者)や通信制高等学校の週5日通学コースは学校教育法では全日制高校に含まれないが、事実上全日制と同様とされる。

学校教育法で修業年限が3年と定められており、大多数の学校が学年制を採用している[注 1]。また進級、卒業のために修得しなければならない単位数が定められており[注 2]、必要な単位数を修得できないと原級留置(留年)となり、進級できずに同じ授業を下級年度生と再度受講したり、卒業認定が延期される。
学校側は原級留置にならないように追試験の実施やレポート・課題の提出などの学内救済措置を設定しているが、学校によってはこれらの救済措置を設定せずに原級留置が決まり次第退学となるところもある。

年齢層の特徴として入学時の年齢は15歳、卒業時の年齢は18歳の者が殆どである。これはいわゆる浪人での入学が社会的にタブー視され僅少であることを示している他、留年が決まった者が退学や通信制・定時制高校への転学という事実上の学外救済措置の形で全日制高校を去っていくケースが多い事を示している。

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  1. 但し、単位制採用の全日制高校も少なからずある。
  2. 東日本の全日制高校の中には、高2までは全時間の授業を履修させる一方、高3段階の選択科目の一部を履修選択自己責任の自由科目にして、空き時間設定を可能にしている学校がある。