健康寿命
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健康寿命(けんこうじゅみょう)とは、日常生活に支障をきたすような健康上の問題を抱えずに過ごせる年齢のことである。平均寿命とは異なるため注意を要する。世界保健機関(WTO)の2002年の調査では日本人の健康寿命は75歳で、平均寿命は81.9歳となっている。つまり75歳までは健康に生きることができ、その後の7年間近くは介護による世話か病気による入院が必要になる場合があるということである。
このような健康寿命と平均寿命の差は医療費や介護費用の増大を生んでおり、日本の財政負担になっている。そのため、2000年から国をあげて健康寿命を延ばそうという「健康日本21」という運動がスタートした。生活習慣病の早期発見、早期治療に重点を置くだけではなく、具体的な数値目標を掲げて日常生活を改善し、病気にならない体づくりをする一次予防を重視している。
健康寿命ランキング[編集]
「世界の統計2009」(統計局)より参考にした。記録は2003年のもの。
- 日本 - 健康寿命75歳。平均寿命82歳(世界一)。
- スウェーデン - 健康寿命73歳。平均寿命81歳。
- オーストラリア - 健康寿命73歳。平均寿命81歳。
- フランス - 健康寿命72歳。平均寿命80歳。
- アメリカ - 健康寿命69歳。平均寿命77歳。
- 中国 - 健康寿命64歳。平均寿命71歳。
- シエラレオネ - 健康寿命29歳。平均寿命38歳。
外部リンク[編集]
- 厚生労働省
- 健康寿命の算定方法Q&A 2014年6月3日 追加版(PDF)
- 政策レポート(Smart Life Projectで健康寿命をのばしましょう。)
- 平均寿命と健康寿命をみる(PDF)