中江滋樹
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中江 滋樹 (なかえ しげき、昭和29年(1954年)1月31日 - 令和2年(2020年)2月20日)は、日本の元証券ジャーナリスト。元投資ジャーナル会長。滋賀県近江八幡市出身。
来歴[編集]
1980年代に多くの投資家が詐欺の被害にあった投資ジャーナル事件で知られる人物である。投資ジャーナルは当時「保証金の10倍までは株の買い付け資金を融資する」などの謳い文句で投資家およそ7800名から総額およそ584億円を集めたが、うち数十億円が投資家に戻らず、警視庁が詐欺容疑で摘発した。中江は「兜町の風雲児」と呼ばれたが、これにより平成元年(1989年)に詐欺罪で懲役6年の判決が確定して服役することになった。
晩年は東京都葛飾区のアパートで1人暮らしをするなど、既にかつての面影は無かった。令和2年(2020年)2月20日午前8時15分頃、アパート近くに住む女性が119番通報したが、既に火は燃え広がっており、焼け跡から中江の焼死体が発見された。原因は煙草の不始末と見られている。66歳没。