ンジャメナ
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ンジャメナ(N`djamena)は、チャド共和国の首都である。日本語ではウンジャメナなどとも呼ばれる。アフリカ中北部に存在する都市であり、カメルーン国境のチャリ川とロゴヌ川の合流点である標高295メートルに位置する。ヌジャメナ、エンジャメナとも表記される。ンジャメナとは「木陰の休息地」を意味する。人口は2001年の時点で53万9000人。
概要[編集]
1900年にフランスの軍人であるアメデ・フランソワ・ラミーがフォールラミーの名で建設したのが起源である。この地は軍事的に重要な拠点であったことから、1903年から1914年にかけてイスラム諸王国をフランスが制圧するための拠点になった。第2次世界大戦においてはシャルル・ド・ゴール率いる自由フランス軍の基地が置かれ、北アフリカ戦線への中継軍事拠点として発展する。
1973年にンジャメナと都市名を改称する。北アフリカとの交易中継地として岩塩、ナツメヤシ、畜産品などが集散される基地となっている。1993年以降はキリスト教徒のバンツー系とイスラム教徒間の集団虐殺事件などが断続的に発生している。
日本から見て唯一の「ン」から始まる首都。