ルドルフとイッパイアッテナ
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ルドルフとイッパイアッテナ(るどるふといっぱいあってな)は、斉藤洋の児童文学作品である「ルドルフとイッパイアッテナ」と「ルドルフともだちひとりだち」をもとに作成されたフルCGアニメーションの2D・3D映画。
概要[編集]
2016年公開。原作はシリーズ累計100万部のベストセラーである。監督は湯山邦彦・榊原幹典。脚本は加藤陽一。音楽は佐藤直紀。企画制作は日本テレビ放送網。配給は東宝である[1]。
あらすじ[編集]
児童文学らしい「思いもかけない出来事から」長距離トラックに乗り岐阜から東京へ行ってしまった飼い猫のルドルフは、東京で聡明かつ勇猛で男気あふれる野良猫イッパイアッテナ遭遇しイッパイアッテナと共同生活をする事になる。
自分の住所が3丁目としか覚えていないルドルフに野良猫としての生き方を教える親分のイッパイアッテナ、また、イッパイアッテナの凄い能力を伝授されるルドルフ。それからイッパイアッテナ...[1]
キャラクター[編集]
- ルドルフ
- 主人公の黒猫。東京へ迷い込むも好奇心旺盛なチャレンジ精神で数々の困難を乗り切っていく[1]。
- イッパイアッテナ
- ルドルフが東京で出会った野良猫。大柄なトラ猫である。町のボス猫的存在。聡明かつ勇猛で男気あふれるためルドルフの面倒を見ることになる[1]。
- ブッチー
- 商店街の金物屋の飼い猫。ルドルフと友達になる。児童文学らしくおしゃべり好きで女好きのキャラクターとして描かれている[1]。
- デビル
- 近所の猫たちの間で地獄の番犬として恐れられているブルドッグ。イッパイアッテナのことを嫌っている[1]。
舞台設定[編集]
- 作者の斉藤洋が執筆『童話作家はいかが』によると、東京での舞台は江戸川区北小岩の、京成本線北側の地域である[2]。
- 岐阜市での舞台は「3丁目」がキーワードになる。地理的に見ると金華山ロープ-ウェイが見えて、金華山に太陽が当たる角度から、岐阜市長良川より南で金華山より西側であることが想定される。その地域で3丁目が存在するのは『今町』(岐阜市長良川左岸に南北に細長く広がる町)と『本町』(岐阜市長良川左岸に東西に細長く広がる町)の2つの町であるが、聖地研究家の研究成果が待たれるところである。
その他[編集]
- ルドルフには岐阜市より住民票が発行されているが、個人情報保護法[3]と住民基本台帳法[4]の壁に阻まれルドルフの正式な住民票を入手することは困難である。ただし、岐阜市が策定した特別な住民票は入手可能である[5]。
- 岐阜市役所、岐阜駅、岐阜市立図書館内「みんなの森メディアコスモス」には垂れ幕や横断幕が掲げられている。また、ルドルフを背景に使った名刺のテンプレートも岐阜市のホームページからダウンロード可能である[6]。
- 「本町」「今町」論争は公式には発生していない。しかし、市井の郷土愛好家や本町自治会長と今町自治会長の間で、茶飲み話のネタが増加した恐れがあり当局は警戒を怠っていないと思われる[7]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f “ルドルフとイッパイアッテナ”. 2016年10月22日確認。
- ↑ 斉藤洋 『童話作家はいかが』 講談社、2002年5月10日、1st、54頁。ISBN 4-06-211317-1。
- ↑ “個人情報の保護に関する法律”. 電子政府の総合窓口 e-Gov(イーガブ) (2016年5月27日). 2016年10月13日確認。
- ↑ “住民基本台帳法”. 電子政府の総合窓口 e-Gov(イーガブ) (2016年6月3日). 2016年10月29日確認。
- ↑ “映画『ルドルフとイッパイアッテナ』「ルドルフ」の特別住民票発行について”. 岐阜市. 2016年11月4日確認。
- ↑ “映画「ルドルフとイッパイアッテナ」の名刺をダウンロードできます”. 岐阜市. 2016年10月29日確認。
- ↑ “岐阜県警察”. 岐阜県警察本部. 2016年10月29日確認。