ユンカースJu87
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ユンカースJu-87(Junkers Ju-87)は、ドイツの航空機製造社であったユンカース社が開発・製造したドイツ空軍(Luftwaffe) の急降下爆撃機である。
概要[編集]
1935年に初飛行した第二次世界大戦中の全期間にヨーロッパ・アフリカ・ロシア戦線で活躍した愛称のスツーカ (Stuka) はドイツ語発音では「シュトゥーカ」となる。急降下爆撃機を表すドイツ語の「Sturzkampfflugzeug」(シュトゥルツカンプフルークツォイク)の略称である。
戦車撃破数世界最多の記録を持つハンス・ウルリッヒ・ルーデルの愛機として有名である。知名度は同じ急降下爆撃機である大日本帝国海軍愛知時計電機の九九式艦上爆撃機よりも遥かに上である。
機体[編集]
急降下に耐えられる頑丈な機体である。急降下時に翼下面に装備されたダイブ・ブレーキの風切り音が敵の将兵や軍馬に強い恐怖を与えることから、わざと風切り音が大きくなるように細工していた。(通称「ジェリコのラッパ」)。
https://youtube.com/shorts/IMQdDlvcpaA?si=qlxgdP8v6wqZE3d0
固定脚を採用したので、空気抵抗は増大したが、被弾や故障により車輪が出なくなるトラブルが皆無という利点があった。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルは「操縦が恐ろしく難しい機体」と述べている。
37ミリ砲[編集]
Ju87G型からは、戦車をも破壊する強力な37ミリ砲を装備していた。(今の戦車には通用しない)
艦上機型[編集]
Ju87 D-4型は、艦上機としてグラーフ・ツェッペリン級航空母艦で運用される計画があった模様。こちらは37ミリ砲は無く、魚雷と20ミリ機関砲を装備した雷撃機だったようだが、肝心の空母が完成しなかったため運用には至らなかった。