ムッタキー
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ムッタキー(908年 - 968年)は、アッバース朝の第21代カリフ(在位: 940年 - 944年)[1]。
生涯[編集]
第18代カリフ・ムクタディルの子で、第20代カリフ・ラーディーの弟である[1]。940年に兄のラーディーが死去したため、跡を継いだ。しかし無力なカリフでバグダードが無政府状態になったため、イブン・ラーイクの手引きでシーア派のブワイフ朝に亡命する[1]。ブワイフ朝はこれを受け入れるがそれは実力者のイブン・ラーイクを暗殺するための方便であり、イブン・ラーイクを始末するとブワイフ朝は逆にバグダードに侵攻して同地を支配下にしようとした[1]。しかしバグダードに残っていたトルコ軍人の激しい抵抗により失敗する[1]。
その後、バグダードでトルコ軍人のトゥーザーンが政権を握り、ムッタキーはトゥーザーンに投降する[1]。トゥーザーンはムッタキーを退位させて従兄弟のムスタクフィーを擁立し、ムッタキーは失明させられた[1]。968年に死去。享年61。