ムスタクフィー

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ムスタクフィー905年 - 949年)は、アッバース朝の第22代カリフ(在位: 944年 - 946年[1]

生涯[編集]

第21代カリフ・ムッタキーの従兄弟で、ブワイフ朝バグダードに侵攻してきた際に軍人のトゥーザーンと共に侵攻を食い止めた[1]。さらにシーア派ハムダニドに対して侵攻するが和解する[1]。944年にムッタキーがトルコ軍人の反乱で廃位されると跡を継いだ。しかしバグダードの物資の補給が断たれ、それに乗じてブワイフ朝と通じたワーシトの統治者がバグダードに侵攻し、945年にブワイフ朝の王をアミール・アルウマラーとせざるを得なくなる[1]。946年にムスタクフィーは廃位・失明させられ[1]、跡は従兄弟のムティーウが継いだ。

949年に死去。享年45。

脚注[編集]

  1. a b c d e 小和田『世界帝王事典』P90

参考文献[編集]