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ムサシトミヨ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ムサシトミヨ
分類
ドメイン 真核生物
動物界
脊椎動物門
条鰭綱
トゲウオ目
トゲウオ科
トミヨ属
ムサシトミヨ
名称
学名 Pungitius sp.
和名 ムサシトミヨ

ムサシトミヨとは、トゲウオ科の淡水魚である。

概要[編集]

体長3.5~6cm。

背鰭はVIII-IX+10、臀鰭はi+7~9、腹鰭はi+1である。

生態[編集]

水生昆虫や小型の甲殻類を食べる。

他のトミヨと同じく、オスが巣を作り、メスを誘う。

埼玉県東京に生息していたが、現在は埼玉県熊谷市付近のみに分布している。

分類[編集]

かつてはイバラトミヨと同種とされていたが、1963年に中村が形状や生態から別種とされ、「ムサシトミヨ」と命名された。

2016年、Takahashiらによる遺伝子的な研究から本種とPungitius sinensisは同種であるとした。

人との関係[編集]

埼玉県の「県の魚」で、さいたま市の「市の魚」である。

保護[編集]

1990年代から埼玉県により保護が始める。

1984年、ムサシトミヨの生息地が市の天然記念物に指定。

1991年に「元粗川ムサシトミヨ生息地」として県の天然記念物に指定された。

2000年12月1日に埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例」の「県内希少野生動植物種」に指定され、県内での採集が禁じられた。

2004年、ムサシトミヨの研究を行っていた埼玉県農林総合研究センターが廃止され、熊谷市ムサシトミヨ研究センターが創設