ミジンウキマイマイ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ミジンウキマイマイ | |
---|---|
分類 | |
界 | 動物界 |
門 | 軟体動物門 |
亜門 | 異鰓亜門 |
綱 | 腹足綱 |
目 | 翼足目 |
科 | ウキマイマイ科 |
属 | ミジンウキマイマイ属 |
種 | ミジンウキマイマイ |
名称 | |
学名 | Limacina helicina (Phipps, 1774) |
和名 | ミジンウキマイマイ (微塵浮蝸牛) |
保全状況 |
ミジンウキマイマイとは、ミジンウキマイマイ科に属する浮遊性巻貝の一種である。学名から「リマシナ」や「リマキナ・ヘリキナ」とも呼ばれる。
概要[編集]
殻はカタツムリ状で、左巻き。等層は5~6。薄い成長線がある。
翼足に触角葉がある。
生態[編集]
サケやニシンなどの他商業的価値のある魚やクリオネ、ヒゲクジラの餌になる[1]
分類[編集]
本種は、ミジンウキマイマイ属の模式種である。2つの亜種と少なくとも5つの品種が知られている。
南極にも生息するとされていたが、遺伝子的な違いから、南極のものは2010年にリマシナ・アンタークティカとして別種とされた。
人間との関係[編集]
海洋酸性化の影響で、殻が薄くなっており、穴や突起ができるなどの影響が出てきている[1][2]。
2011年にアメリカのワシントン州・オレゴン州、カリフォルニア州の沿岸にいた ミジンウキマイマイを調べた結果、24~53%が殻に深刻な損傷があった[1]。
日本近海で取ることができるサケは、ベーリング海で育っており、2021年にベーリング海産サケの胃の中を調査した結果中身の8割は翼足類だった[2]。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ a b c “海洋酸性化で巻貝の殻が弱くなる”. ナショナルジオグラフィック 2024年8月7日閲覧。
- ↑ a b “海の異変 しのびよる酸性化の脅威”. NHK. オリジナルの2024年2月29日時点によるアーカイブ。 2024年8月7日閲覧。