ミジンウキマイマイ

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ミジンウキマイマイ(微塵浮蝸牛,Limacina helicina)とは、ミジンウキマイマイ科に属する貝類の一種である。学名から「リマシナ」とも呼ばれる。

概要[編集]

サケニシンなどの他商業的価値のある魚やクリオネヒゲクジラの餌になる生き物。[1]

2つの亜種と少なくとも5つの品種が知られている。

殻はカタツムリ状で、左巻き。等層は5~6。薄い成長線がある。

翼足に触角葉がある。

ミジンウキマイマイ属の模式種である。

南極にも生息するとされていたが、遺伝子的な違いから、南極のものは2010年にリマシナ・アンタークティカとして別種とされた。

人間との関係[編集]

海洋酸性化の影響で、殻が薄くなっており、穴や突起ができるなどの影響が出てきている。[1][2]

2011年アメリカワシントン州オレゴン州カリフォルニア州の沿岸にいたミジンウキマイマイを調べた結果、24~53%が殻に深刻な損傷があった。[1]

日本近海で取ることができるサケは、ベーリング海で育っており、2021年にベーリング海産サケの胃の中を調査した結果中身の8割は翼足類だった。[2]

脚注[編集]

出典