バスの乗り方多すぎ問題
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バスの乗り方多すぎ問題(バスののりかたおおすぎもんだい)は、日本においてバスの乗り方が多すぎることによって引き起こされる問題のことである。
概要[編集]
日本のバスの乗り方は 5種類ほどあり、おおむね
- 中乗り後払い(整理券方式)
- 中乗り後払い(均一運賃)
- 前乗り先払い(均一運賃)
- 前乗り先払い(行先申告制)
- 前乗り前降り後払い(整理券方式)
となっている。
関東の都市部の路線では 前乗り先払い(均一運賃)が多く[注 1]、関西圏や地方部では「整理券式中乗り後払い」が主流である[注 2]が、地域によって違う乗り方であったり、同じ会社なのに複数の乗り方が混在していたり、ひどい場合は同じ路線なのに会社によって乗り方が違ったりしていて、観光客や引っ越してきたばかりの人といったあまり事情を知らない人にとってはハイレベルな交通機関となってしまっている。それがバスの乗り方多すぎ問題である。
この問題によって混乱が生じたり、ダイヤの遅れが発生することがある。
特にこの中でも「行先申告制前払い」は「初見殺し」と言われており、多くの人々から嫌われている。
主なバスの乗り方[編集]
- 中乗り後払い(整理券方式)
- 日本ではこれが主流で、ほとんどのバス会社はこれを採用している。かつては関西を中心に中扉ではなく後扉が主流だった地域もあるため、今でも「後乗り」と表記される場合もある。
- 中乗り後払い(均一運賃)
- 主に大阪シティバスが採用している乗り方。大阪シティは乗る時は何もしなくてもいい。なお、東京多摩にも「結果的に均一運賃だが、乗る時整理券を取る」路線がある。
- 前乗り先払い(均一運賃)
- 主に東京都区部・神奈川県横浜市・川崎市の公民営、名古屋市営バスで見られる乗り方。日本の中心部なのに乗り方が異なるとは、完全な罠である。
- 前乗り先払い(行先申告制)
- 最大の罠。前乗り先払いと中乗り後払いの境界でよく見られる。特に西武バスと小田急バスに多い。中乗り後払いの機器を設置するのがめんどくさい場合はこれになる。乗るときにどこで降りるか言わなければならない。言い忘れると必要な分よりも多く運賃を払ってしまったり、実際より少ない運賃を払ってしまい不正乗車となる可能性がある。また、いちいち行先を申告しなければならないため、ダイヤ乱れを起こしやすいという問題点もある。
- 前乗り前降り後払い(整理券方式)
- 観光お下がりや東北の一部地域のバスで見られる。行先申告制よりはマシだが、乗り降りの効率が悪いため乗客の敵である。以前は栃木県のバスもこれだったがICカードの導入に伴い中乗り後払いに改善された。神奈川中央交通でも見られたが整理券が要らないバス停からは中扉から乗るなどあまりにもややこしかったためか他社と同じ中乗り後払いに改善された。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注
- 出典