ニホンイシガメ

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ニホンイシガメ
分類
動物界
脊索動物門
爬虫綱
カメ目
イシガメ科
イシガメ属
ニホンイシガメ
名称
学名Mauremys japonica
Temminck & Schlegel in Siebold, 1835
和名イシガメ (石亀)
ニホンイシガメ (日本石亀)
英名Japanese Pond Turtle
Japanese pond terrapin
Japanese pond tortoise
保全状況


ニホンイシガメとは、カメ目イシガメ科に属するカメの一種である。

概要[編集]

日本固有種で、本州四国九州とその周辺の島の沼池や水路、河川の上流から中流域に分布する。

雑食性で、魚やカエル・昆虫・水草を食べる。 日中は、岸辺で日光浴をする。

6〜7月に1~2回、6個ほどの卵を産み、12月〜3月に水底や岩の下や落葉の下などで越冬する。

形状[編集]

甲羅の大きさは、オスは13cmで、メスは20cmである。背甲は黄褐色で腹甲は黒い。

幼体の甲羅に3本の線があるが、成体になると1本になる。背甲の後縁がぎざぎざしている

高齢なオスは全身が黒くなる。

人間との関係[編集]

子亀は「ゼニガメ(銭亀)」と呼ばれるが、クサガメの幼体を指す事も多い。

かつては普通に見ることができた種であったが、最近激減している。

激減している理由は、河川の護岸工事によって産卵ができなくなったことや生息地の減少、アライグマによる捕食などが上げられる。

またクサガメミナミイシガメと交雑することがあり、遺伝子撹乱が心配されている。クサガメとの雑種は「ウンキュウ」、ミナミイシガメとの雑種は「プリチャードイシガメ」と呼ばれる。