セダン

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セダン(sedan)とは、乗用車の形状(自動車のボディタイプ)の1つである。原則4ドア、2列シートで、荷物を積むトランク(荷物室)と人が乗る部分がそれぞれ独立・分離しているのが特徴である。3ボックス構成の乗用車。スリーボックスカー。荷室とキャビンの間にもバルクヘッドが存在するため、車体剛性が高い特徴を持つ。セダンは自動車の形状のデファクトスタンダードとされていた。重心が低く走りが安定するが、ミニバンなどに比べて積載容量が比較的少ないというデメリットがある。車高は低いタイプが多い。セダンの使用頻度は、減っている(?)。長く乗用車を代表するボディータイプであったが、2022年時点では人気は大幅に低下している。セダンの語源は「腰掛ける」を意味するラテン語である。

セダンをベースに、後方まで屋根と窓を伸ばし、居住空間と荷室を一体化するとステーションワゴンになる。

セダンのデメリット[編集]

  • ボディサイズに関係なく、天井が低く、車内が狭く感じる[注 1]
  • ボンネットとトランクが独立している分、トランクルームがやや小さく、荷物が少ししか詰めないので、見た目が地味である[注 2]
  • カーナビを付けていない場合、地図をトランクに乗せると、道に迷ったときに、場所がわからなくなる。[注 3]
  • 車内のアレンジが不可能。[注 4]
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関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. なお、通常のハッチバックやステーションワゴンも同様であり、1990年代初頭から天井が高く居住性を高めたセダンは多く輩出されている
  2. 日本ではセダンでゴルフに行くという習慣があったため、特に高級セダンであれば複数のゴルフバッグを積み込める大きな収納容量を持つ。また、車種によっては6:4分割シートなどで荷室と室内を繋ぐように収納できる場合もある。
  3. そのために自動車のドアのサイドポケットに収納可能なサイズの地図が売られている。ツーリングマップルなどはその代表例である。現在はカーナビゲーションの台頭により使用されるケースは減っている
  4. シートアレンジが可能な車種のほうが少なく、むしろミニバンなどの乗車定員が多い自動車限定のメリットであるといえる。なお、サーキットで走るためにチューニングする場合は軽量化のためにシートを取っ払うことが良く行われている。カスタマイズであればVIP仕様を始め、先例は数多く存在する