スタン・リー
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スタン・リー(Stan Lee、1922年12月28日 - 2018年11月12日)は、アメリカン・コミックスの漫画原作者。本名はスタンリー・マーティン・リーバー(Stanley Martin Lieber)。マーベル・コミック編集委員、マーベル・メディア名誉会長。マーベル・コミック発行責任者などを歴任した。スパイダーマンなどを数多くスーパーヒーローを創作し、アメリカコミック界の巨匠と呼ばれた。
経歴[編集]
アメリカ・ニューヨーク出身。1939年にマーベル・コミックの前身の出版社で働き始める。同年から始まった第2次世界大戦中は陸軍通信部隊でイラストレーターなどを担当した。1960年代に「ファンタスティック・フォー」がヒットする。その後、原作者として漫画家らと組み、「スパイダーマン」「X-メン」「アイアンマン」「マイティ・ソー」「ドクター・ストレンジ」など米ポップカルチャーの代表的キャラクターを次々と生み出した。1980年代以降は作品のテレビアニメ化や「アベンジャーズ」「ブラックパンサー」などの映画化で製作総指揮を務め、ロサンゼルス・ハリウッドの「ウオーク・オブ・フェーム(名声の歩道)」に名前が刻まれた。多くの作品のカメオ出演でも知られ、日本で2018年公開中の最新作「ヴェノム」にも顔出しをしたり、日本アニメ界との交流でも知られている。
2018年11月12日、アメリカ西部ロサンゼルスの病院で死去した。死因は不明だが、高齢のため体調不良が伝えられていたという。95歳没。
作品[編集]
原作[編集]
- アメイジング・スパイダーマン(前身の『アメイジング・ファンタジー』15号の脚本。1-100、105-110、116-118、200号の脚本)
- ファンタスティック・フォー(1-114、120-125、296号の脚本)
- X-メン(1–19号の脚本)
- アイアンマン (前身の『テイルズ・オブサスペンス』7、9、16、22、27、29–30、39-99号の脚本)
- ハルク(前身の『テイルズ・オブ・アストニッシュ』1、6、12–13、15–17、24–33、35–101号の脚本)
- マイティ・ソー(前身の『ジャーニー・イントゥ・ミステリー』83-125号の脚本。126–192、200、385号の脚本)
- デアデビル(1-9、11-50、53号の脚本)
- ドクター・ストレンジ(前身の『ストレンジ・テイルズ』9、11、74、89、90-100号の脚本)
- アベンジャーズ(1-35号の脚本)
- シルバー・サーファー(1–18号の脚本)
- サージェント・フューリー(1-28号の脚本)
- ソーラーマン(1–2号の脚本)
- ラヴェッジ2099(1-7号の脚本)
- 機巧童子ULTIMO
- HEROMAN
- THE REFLECTION(長濱博史と共同)
脚本[編集]
- キャプテン・アメリカ(100-141号の脚本)
- ホワット・イフ(200号の脚本)
製作総指揮[編集]
実写映画・アニメ化された際に製作総指揮を務めた作品。※印の作品は作品中に本人がカメオ出演したもの。
- The Incredible Hulk(1982年 - 1983年) - ナレーターも担当
- スパイダーマン&アメイジング・フレンズ(1981年 - 1983年) - ナレーターも担当
- キャプテン・アメリカ 帝国の野望(1990年)
- X-MEN(1992年 - 1997年)
- ファンタスティック・フォー(1994年 - 1996年)
- スパイダーマン(アニメ)(1994年 - 1998年)※
- ジェネレーションX(1990年)
- アイアンマン(1994年 - 1996年)
- 超人ハルク(1996年 - 1997年)※
- スパイダーマン・アンリミテッド(1999年 - 2000年)
- ブレイド(1999年)
- X-メン (映画)(2000年)※
- ブレイド2(2002年)
- スパイダーマン(映画)(2002年)※
- デアデビル(2003年)※
- X-MEN2(2003年)
- ハルク(2003年)※
- スパイダーマン 新アニメシリーズ(2003年)※
- ブレイド3(2004年)
- パニッシャー(2004年)
- スパイダーマン2(2004年)※
- ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年)※
- エレクトラ(2005年)
- X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年)※
- ゴーストライダー(2007年)
- スパイダーマン3(2007年)※
- ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007年)※
- アイアンマン(2008年)※
- ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メン(2008年)
- インクレディブル・ハルク(2008年)※
- スペクタキュラー・スパイダーマン(2008年 - 2009年)※
- ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009年)
- The Super Hero Squad Show(2009年 - 2010年) - 共同製作総指揮※
- アイアンマン2(2010年)※
- アベンジャーズ 地球最強のヒーロー(2010年 - ) - 共同製作総指揮
- X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011年)
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)※
- マイティ・ソー(2011年)※
- アベンジャーズ(2012年)※
- アメイジング・スパイダーマン(2012年)※
- アルティメット・スパイダーマン(2012年)※
- デッドプール (2016年)※
- レギオン (2017年)(テレビドラマシリーズ)
その他[編集]
- ロボコップ THE ANIMATION(エグゼグティブ・ストーリーエディター)
出演[編集]
劇場映画[編集]
- アンビュランス(1990年) - マーベルコミックの編集者役
- X-メン(2000年)[1]
- スパイダーマン(2002年)[2]
- デアデビル(2003年)[1]
- ハルク(2003年)
- スパイダーマン2(2004年)[1]
- ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年)
- X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006年)[1]
- スパイダーマン3(2007年)[1]
- ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007年)[2]
- インクレディブル・ハルク(2008年)[3]
- アイアンマン(2008年)[3]
- アイアンマン2(2010年)[3]
- マイティ・ソー(2011年)[3]
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)[3]
- アメイジング・スパイダーマン(2012年)
- アベンジャーズ(2012年)[3]
- アイアンマン3(2013年)[3]
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)[3]
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)[3]
- アメイジング・スパイダーマン2(2014年)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)
- ベイマックス(2014年、日本版のみクレジット)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
- アントマン (2015年)
- デッドプール(2016年)
- X-MEN: アポカリプス(2016年)*妻ジョアン・リーと共演
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
- コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年)
- ドクター・ストレンジ(2016年)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年)
- スパイダーマン:ホームカミング(2017年)
- マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)
- ブラックパンサー(2018年)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)
- アントマン&ワスプ(2018年)
- ヴェノム (2018年)
テレビドラマ[編集]
- 超人ハルク'90(1989年、テレビ映画)[1] - 工場長役
- HEROES(2007年) - バスの運転手役
- NIKITA / ニキータ(2010年)[1] - 見物人役
- ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則(2010年)[1] - 本人役
- アントラージュ★オレたちのハリウッド(2010年)[1]
- CHUCK/チャック(2011年) - 本人役
- ユーリカ/EUREKA 〜地図にない街〜(2011年)[1] - Dr.リー役
- エージェント・オブ・シールド シーズン1 第13話「謎の荷物」(2014年)[2][3][4] - いんぎんな紳士役[1][5]
- エージェント・カーター シーズン1 第4話「ハワードの帰還」(2015年)[6]
その他[編集]
- Pryde of the X-Men(1989年、テレビアニメ) - ナレーター(本人役)
- スパイダーマン(2000年、ゲーム) - ナレーター
- ザ・シンプソンズ(2002年、テレビアニメ) - 本人役
- SPIDER-MAN2 ENTER:ELECTRO(2002年、ゲーム) - ナレーター
- コミックブック・ザ・ムービー(2004年、オリジナルビデオ) - 本人役
- Robot Chicken(2007年、テレビアニメ) - 本人役、映画のナレーション
- Spider-Man: Shattered Dimensions(2010年、ゲーム)
- The Amazing Spider-Man(2012年、ゲーム) - ナレーター
- The Amazing Adventures of Spider-Man (ユニバーサル・スタジオ・テーマパークのアトラクション) - 本人役
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f g h i j k Jethro Nededog (2014年2月4日). “Stan Lee Reveals More Details on ‘Agents of SHIELD’ Cameo”. The Wrap. 2014年3月26日確認。
- ↑ a b c Andrea Towers (2014年2月4日). “Stan Lee previews his 'Agents of SHIELD' guest stint”. EW.com. 2014年3月26日確認。
- ↑ a b c d e f g h i j Terri Schwartz (2014年2月4日). “Stan Lee appears on 'Agents of SHIELD': 'It's a big moment for me'”. Zap2it. 2014年3月26日確認。
- ↑ “『Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D.』にスタン・リー御大が特別出演!”. 海外ドラマNAVI (2014年1月9日). 2014年3月26日確認。
- ↑ “Agents of S.H.I.E.L.D. (TV Series) - T.R.A.C.K.S. (2014) - Full Cast & Crew”. IMDb. 2014年3月26日確認。
- ↑ “‘Agent Carter’: Stan Lee Sets Cameo”. Variety (2015年1月12日). 2018年8月20日確認。