ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジとは、アメリカ合衆国に拠点を置くマーベル・コミック社が刊行する漫画シリーズ『ドクター・ストレンジ』に登場するキャラクターである。本作の主人公であり、マーベル・コミック社の他シリーズやアベンジャーズシリーズにも登場する。
概要[編集]
本名:ステフェン・ヴィンセント・ストレンジ
元々は脳外科医であり、天才的な技量で数々の困難な手術を成功させ、全米にその名声を轟かせていた。しかし、自動車事故で両腕に怪我を負い脳外科医としての道を閉ざされてしまい、医者としての職も失ってしまう。失意と貧困の中で暮らすストレンジはある日風の便りで、あらゆるケガ・病気を治せる人物の噂を聞き、唯一の頼みの綱として単身チベットに渡る。
チベットで件の人物エンシェント・ワンと出会い、その人物が正真正銘の魔術を使い世の安寧を守る者だという事を知る。ストレンジの中に眠る莫大な力を見抜いたエンシェント・ワンはストレンジのケガを治す代わりに弟子入りを条件として提示してきた。最初は断ったストレンジだったが、エンシェント・ワンの弟子だったモルドの裏切りを機に弟子入り。本格的な修行を始めた。
長い修行の末あらゆる魔術を会得したストレンジは、自らの力を使ってヒーロー活動を開始。その過程で他のスーパーヒーローと共闘したりして交流している。 師エンシェント・ワンが邪神シュマゴラスと相打ちとなり戦死。エンシェント・ワンから死の間際に自身の称号と力の一部を託されたストレンジはその後もヒーロー活動を続け、長年の豊富な経験から築かれた高い判断力・冷静さ・着眼点や最高の魔術師としての様々な分野に対する知識を活かし、マーベルヒーロー達の頭脳・指導者として活躍している。
外見[編集]
基本衣装は魔術の紋章が描かれた水色の上衣と黒のズボン・黄色の手袋と赤のマントの姿。ストレンジは長年の修行の果てに不老の力を会得しているため、長い人生とは似つかわしくない外見をしている。黒髪短髪に黒ヒゲを蓄えている。
能力[編集]
エンシェント・ワンから数多の魔術を教えられ、会得している。光の剣を産み出し操る、衝撃波を放つ技、光の球体を放つ技、テレポート、飛行能力、幽体離脱など、多種多様な魔術を操る。また、これら「正しい魔術」とは違う「黒魔術」も習得している。ただし、「黒魔術」はあらゆる面で危険な魔術であるため、ストレンジはほとんど使用しない。
その他にも、念写、透視、テレパシーなどの「超能力」や占星術などの占いにも長けている。修行時代の鍛錬によって格闘能力も身に付けており生身で戦っても強い。