シナイ半島
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シナイ半島(しないはんとう)とは、エジプト北東部にあるアフリカ大陸とアジア大陸をつなぐ半島のことである。1967年の第3次中東戦争でイスラエルの占領下に置かれたが、1979年にイスラエルとエジプトとの間で平和条約が結ばれたため、1982年までに大部分がエジプトに返還された。半島南端のシャルムエルシェイクは紅海沿岸の保養地として発展した。
2011年2月にエジプトで政変が起きるとシナイ半島における治安が急速に悪化し、過激派組織・イスラム国(IS)の傘下組織が活動を続けて治安当局への襲撃やテロが続発している。
地理[編集]
スエズ運河と死海に挟まれた一帯である。エルサレムやテルアビブが主要都市。最高峰は、標高2,629mのカトリーン山。
歴史[編集]
紀元前2世紀から1世紀にかけて、ヨルダンを中心としたナバテア王国領であった。2世紀にローマ帝国領となって以降は、エジプトを支配した国が基本的にシナイ半島を領有している。