スエズ運河

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スエズ運河(スエズうんが)とは、地中海紅海を繋ぐ運河である。

概要[編集]

地中海と紅海は陸によって分断されており、船舶が行き来するには、アフリカ大陸喜望峰を大迂回する必要があった。この問題を解決するために作られた運河である。

もっとも、紅海からシナイ半島にかけては国際的に緊張の高い地域であり、戦争や海賊行為が勃発すると、元の喜望峰経由を取らざるを得ない。過去、中東戦争で閉鎖に追い込まれたこともある。

歴史[編集]

1869年に開通。開通からスエズ運河株式会社が運営していた。

1953年7月26日、当時のエジプト大統領であるガマール・アブドゥル=ナーセルは、スエズ運河を国有化することを宣言。スエズ運河会社を国有化して収益をアスワンハイダム建設に充てると宣言する。これに対して運河に権益を持つイギリスフランスは大反発し、イスラエルと共に軍事介入した(スエズ動乱)。しかし、国際社会から強い批判を受けて撤退した。

関連項目[編集]