サンクトペテルブルク

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サンクトペテルブルクロシア西部の都市。かつて首都だったこともある。

名称変更[編集]

第一次世界大戦では敵国のドイツ語読みを嫌って「ペテログラード」に、ロシア革命ではレーニンの名を取って「レニングラード」に改称した。

概要[編集]

サンクトペテルブルクはネヴァ川の蛇行した河口付近の街で特に左岸地帯が発展している。

この地は300年ほど前は沼沢地であった。ピョートル大帝が要塞のかなめに決定した。このため動員されたスウェーデン捕虜や農奴ら約4万人ほどが疫病や飢えで亡くなった。

1712年モスクワから遷都されて首都になり、ペトログラード、レニングラードと名前を変えていた。

短い期間であったが日本ともかかわりが深く、大黒屋光太夫シベリアを横断してこの地でエカテリーナ2世と謁見し、バルチック艦隊はここから出撃して日本海へと向かった。

観光名所[編集]

  • 町の電気交通博物館
かつて市内を運行していたトラムトロリーバスの展示場で、場所的に車両基地の位置にあり、ソ連時代からロシア時代に至るまでの路面電車やトロリーバスに乗り放題(ただし動かない)というレールマニアには垂涎の施設である。展示車両の一つЯТБー1型は1936年から1959年の長きにわたって激動の時代を走りぬいたトロリーバスでありクリーム地にスカイブルーの車体はある種の懐かしさを感じさせる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『地球の歩き方A31ロシア ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々2018~2019年度版』2018年6月20日発行 176、177、244頁 ダイヤモンド・ビック社