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クロアチア鉄道
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クロアチア鉄道(クロアチア語:Hrvatske željeznice、略称:HŽ(以下:HŽ))とはクロアチアで鉄道事業を行う鉄道会社である。
概要[編集]
ユーゴスラビア解体時に設立された鉄道会社で、全身はユーゴスラビア鉄道(JŽ)である。
2014年から旅客輸送にロゴにもある通りHŽPP という略称が使われている。それ以降旅客輸送はHŽと異なり新しいロゴなどを採用している。
組織[編集]
クロアチア鉄道は2006年に民営化されており、3つの子会社が設立され事業が分割された。
- HŽ Infrastruktura:インフラと管理
- HŽ Putnički prijevoz (HŽPP):旅客輸送
- HŽ Cargo:貨物輸送
2003年には鉄道車両とレールをメンテナンスするTehnički servisi željezničkih vozila(TSŽV)が設立された。
歴史と現状[編集]
2022年現在のクロアチアの鉄道網の総延長は2617㎞である。
ユーゴスラビア時代はクロアチアの鉄道事業にはほとんど投資されず、さらにクロアチア紛争で路線の被害を受けたため、クロアチアの鉄道は近代化が必要となっている。実際、凡ヨーロッパ回廊に指定されている幹線路線でも単線だったり、速度制限が芸備線並みだったりとしている。隣の国にもっとひどい鉄道があるんだけどね。
そのため現在は単線路線の複線化のどの工事を行っている。
路線網[編集]
主な国際路線[編集]
クロアチアには3つの凡ヨーロッパ回廊が通っている。
- 凡ヨーロッパ回廊10号線(サヴァ回廊):リュブリャナ-ザグレブ-ヴィンコヴツィ-トヴァルニク-ベオグラード
- 凡ヨーロッパ回廊5b号線:ブダペスト-ボトヴォ-コプリヴニツァ-ザグレブ-リイェカ
- 凡ヨーロッパ回廊5c号線:ブダペスト-ベリ・マナスティル-ストリジヴォイナ-ヴルポリェ-スラヴォンスキ・シャマツ-サラエボ-プロチェ
車両[編集]
電気機関車[編集]
- 1061型電気機関車(愛称:Zutka):2012年に引退。一部車両はFNM社に譲渡。
- 1141型電気機関車(愛称:Asea):4軸機関車。
- 1142型電気機関車(愛称:Brena):1141型の出力をあげたもの。
ディーゼル機関車[編集]
- 2041・2042型ディーゼル機関車:小型ディーゼル機関車。
- エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社(EMD)製
- 2043型(EMD G16、愛称:Kennedy):動力が少なくなっており、軸重の低い視線でも走行が可能である。
- 2044型(EMD G26):2043型と同じ性能
- 2062型ディーゼル機関車(愛称:LicankaまたはJames):
- 2063型ディーゼル機関車(愛称:Caravel):6軸機関車。
電車[編集]
- 6011系電車(愛称:Gomulka):ポーランドのパファヴァグ社がリイェカ近郊用に製造したEN57系電車で2011年まで使用された。スロベニアからは315系
最近JR東海で増殖しているあれではないと呼ばれた。 - 6111系電車(愛称:Madjar(ハンガリー)):ガンツ社が製造したザグレブ近郊用の車両。
- 6112系電車:クロアチアのコンチャル社が製造した低床車両。
気動車[編集]
- 7121系気動車(愛称:Macosa):スペインのマコサが製造した車両。
- 7122系気動車(愛称:Svedjan(スウェーデン)):中古車両。Y1・YF2型気動車系列の車両。
- 7123系(愛称:ICN nagibni):ドイツ鉄道から譲渡された612系気動車を長距離用に改造したもの。