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ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦鉄道
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ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦鉄道(ボスニア語:Željeznice Federacije Bosne i Hercegovine、略称:ŽFBH(読み:ジェー・エフ・ベー・ハー)、以下ŽFBH)とはボスニア・ヘルツェゴヴィナで鉄道事業を行う鉄道会社である。
概要[編集]
サラエボに本社を置き、ボスニア・ヘルツェゴビナのクロアチア人とムスリム系のボシュニャク人が居住するボスニア・ヘルツェゴビナ連邦(サラエボを中心とした南部)で鉄道を運行している。セルビア人の居住するスルプスカ共和国ではスルプスカ共和国鉄道が運行している。
かつてŽFBHはボシュニャク人の運営するボスニア・ヘルツェゴビナ鉄道(ŽHB)とクロアチア人が運営するヘルツェグ・ボスネ鉄道(ŽHB)が2001年に合併して誕生した鉄道会社である。
列車[編集]
旅客輸送[編集]
現在、ボスニア・ヘルツェゴビナ国内での旅客鉄道輸送は小規模なものとなっており、公共交通機関の大部分は長距離バスが担っている。これには1992年から1995年までかけて発生したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争により鉄道インフラが破壊しつくされたのが原因である。これは内戦以前の20%にとどまる。ただし公式サイトによると現在は鉄道インフラは徐々に復興されている模様。
現在の運転区間・運行状況は以下の通りである。
- サラエボ=プロチェ線
- サラエボ-パザリツ間:1日6往復
- サラエボ-コニツ間:1日1往復(現在は運休中)
- サラエボ-チャプリナ間:1日2往復(1往復は夏季の金土日のみ運転)
- シャマツ=サラエボ線(サラエボ-マグライ駅間)
貨物輸送[編集]
貨物輸送はボスニア・ヘルツェゴビナ国内の産業に欠かせないものである。主な貨物輸送を利用する会社は化学会社に加え、トゥズラの石炭鉱業、ゼニツァのアルセロール・ミッタルの製鉄所、鉱石加工会社、アルミニウム工場などである。