ガラパゴス携帯電話

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ガラパゴス携帯電話(ガラパゴスけいたいでんわ)、スマートフォンに対する従来型の携帯電話を指すレトロニムである。略してガラケーとも言う。

概要[編集]

従来型の折り畳み式で、タッチパネルではなくキーを使って操作する携帯電話について使用される。

日本において、従来型の携帯電話は国外で大勢のGSM規格ではなく、独自のPDC規格での通信や携帯電話会社主導の販売ビジネスモデルによる発達を遂げたため、固有種が数多く存在するエクアドルガラパゴス諸島になぞらえてこのように呼ばれるようになった。なお、英語圏ではフィーチャーフォン(feature phone)と呼ばれる。

ガラケーで使用の3G電波帯は、2022年3月末にauが使用停止し、2024年4月中旬[注 1]にSoftbank、2026年3月末にドコモが使用停止予定で、旧式のスマートフォンと違い、赤外線通信以外の通信手段を備えないので、ガラケーの電話機は公衆LANでの情報通信手段としても使えなくなる。

スマートフォンへの移行[編集]

2000年代後半ぐらいからはスマートフォンが登場し、ガラケーはスマートフォンに急速に置き換わっていき、ガラケーは少なくなり、2010年代半ばに若年層においてはほぼスマートフォンに駆逐された。

一方、高齢層においては2020年代に入ってもスマートフォンはあまり普及しておらず、ガラケーが多く使われているが、昨今は旧式の操作性を維持しつつ、通信方法だけスマートフォンの技術を取り入れたガラホと呼ばれるスタイルの携帯電話が販売され、3G電波帯使用停止に備えたフィーチャーフォンからの移行を促している。

関連項目[編集]

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  1. 能登半島地震 (2024年)発生に伴い、1月下旬から延期。