ガラホ

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ガラホとは、フィーチャーフォンの操作性を継承したスマートフォンのこと。

概要[編集]

ガラパゴス携帯電話(ガラケー)とスマートフォンの合成語。

2010年代半ばより、スマートフォンは従来型のフィーチャーフォン(ガラケー)を駆逐する勢いとなっているが、フィードバックのないタッチ操作を嫌うユーザーや操作に不安のある高齢者等のユーザー、通話とSMSだけ使えれば良いと考えるユーザーなどがフィーチャーフォンを支持していたこともあり、シェア率は低下したものの根強い需要があった。

しかし、2010年代後半になると、電波の有効利用の観点から、フィーチャーフォン向けに使用していた電波帯をスマートフォン向けにする動きが出て、2022年3月のauを皮切りに、2026年までに一部のフィーチャーフォン(と初期のスマートフォン)は、携帯基地局を経由した通信手段として使用できなくなる予定となり逆風となっている。

そこで、通信面や内部機構はスマートフォンと同様に、操作性や外観は従来のフィーチャーフォンを踏襲した、従来型のガラケー利用者もスムーズに機種変更ができる携帯電話機が発売され、ガラケーの後継という意味も含めてガラホの言葉が使われるようになった。

なお、ガラホとスマートフォンの境目は明確ではないが、ガラホの中にはガラケーのように画面を使わないタッチキーを備えるものがある。

高齢者以外の需要として、事務所・営業所とその外で業務に従事する従業員との間で連絡を取り合う社用携帯電話にガラホを導入している企業は多い。

関連項目[編集]